JASVブログ第97回

みなさんこんにちは!

サミットベテリナリーサービスの石関紗代子です。

 

更新が大変遅れてしまいごめんなさい!

不覚にも体調を崩してしまいました。icon

でもインフルエンザではなかったのでひと安心。

インフルエンザは「豚から人」よりも「人から豚」にうつしてしまう可能性が高いので、気を使います。熱が出たら農場には入らないようにして下さいねicon

 

さてさて、1222日に麻布大学とJASV(日本養豚開業獣医師協会)の、「PCC症例検討会」が開催されましたのでご報告します!

これはJASVの先生の現場の検体を、麻布大学の先生方が検査、診断してくれるという企画がスタートしてから毎年行われている症例検討会です。

麻布大学でお願いできる検査項目は、病理組織学的検査、免疫染色、PCR、細菌学的検査、薬剤感受性試験、寄生虫学的検査など多岐にわたり、専門の先生方の診断を仰げる素晴らしいシステムです。

 

3回となる今回の症例検討会では7名のJASVの先生方の他に、動物衛生研究所の久保正法先生が症例報告をして下さいました。JASVの先生方の検体に対しては、先生方が現場の状況や検体概要を発表してくれたあとに、麻布大学病理学研究室の代田教授が、それぞれの症例の病理組織学的な所見を説明して下さいました。

検査個体の臨床症状と検査結果がつながるというのは、大変興味深いですが、そこに農場概要などの環境的な背景と、実施した対策、その効果検証が加わることで、さらに意義の大きな検討会となりました。

今後もこのような検討会で勉強する機会を楽しみにしています。

 

最後になりましたが、

私が今年最後のブログ執筆者となりました。

読んでくださっている方、本当にありがとうございます。

 

来年も私たちの奮闘(!?)を見守っていて下さい!

それでは皆様、良いお年をお迎え下さい!icon

 

 

サミットベテリナリーサービス

 

石関 紗代子

JASVブログ第96回

 こんにちは有限会社豊浦獣医科クリニックの古市朋大です。早いもので今年も暮れが近づいています。
 お正月は好きなので、うきうきしたりもします。

★APVS開催★
 2009年10月26日~28日の3日間、第4回アジア養豚獣医学会(APVS2009)が茨城県つくば市において盛大に開催されました。この学術集会にはアジア諸国をはじめ、世界各国から多数の参加があり、参加登録者総数は国内から789名 海外から425名の総勢1,214名に及び、そのうち190名は国内外の生産者が占めました(生産者と獣医が一緒になる学会って、他の産業でも多くはないのではないでしょうか?)。
 この学会は、日本と韓国の生産現場で日々奮闘する養豚管理獣医師が新宿の飲み屋さんで企画したのをきっかけに、多くの協力を得て、こんなにも大きな学会となったものです。生産現場に視点を置いたユニークな学術学会ですが、産業界全体が一体となって開催運営を盛り立て、産学官連携の色合いをより鮮明に打ち出せた学術集会でもありました。

★養豚管理獣医師のネットワーク★
 私が、養豚管理獣医師として働き始めて5年となりますが、その間に多くの人と知り合いました。生産者の皆さん、企業や行政の方々はもとより、多くの養豚管理獣医師と知り合いネットワークをつくっています。
 国内で行われるJASVや豚病臨床研究会などでは、養豚管理獣医師が現場で体験した事例や、苦労したり、うまくいったりした症例、検査結果の活用法、疾病予防の知見、ワクチンや薬品の情報、食品衛生の知識、法律関連の話題などを持ち寄り、活発な情報共有をしています。この他、企業や行政の方々との情報交換により日々新しくなる情報や技術、最新の研究結果などを知ることができます。
 こうした情報を生産現場で活かすことが農場の疾病予防や生産性の向上に役立ちますが、その生産現場からも多くのことを学んでいます。生産者や飼養されている豚が多くのことを教えてくれるのです。
 このように、リアルタイムの情報を取り入れ、そして共有していくことが養豚獣医師として必要だと感じています。そのためには多くの方々とのネットワークが必要です。
 日本国内で活躍する養豚管理獣医師は、このようなネットワークで結ばれていて、当クリニックは神奈川に拠点を置いていますが、年に何回も北海道から九州までの各地の養豚管理獣医師と顔を合わせ、時には一緒に仕事をします(先日のAPVSでも、このブログに投稿している若手獣医師達も元気な顔を見せ合いました)。
 また、日本国内だけでなく、韓国やEU、アメリカで活躍する養豚管理獣医師とも連絡を取り合い、時に顔を合わせじっくりと話をしたりします。
 生産現場に行って豚の顔を見ても、私達がしている仕事は、日本だけでなく世界からの情報に支えられているのだなと感じる毎日です。

有限会社 豊浦獣医科クリニック
古市 朋大

 

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JASVブログ第95回

みなさん、こんにちは。栃木の福山です。先日今年の流行語大賞「政権交代」が発表されましたね。一昨年あたり政権交代が絡むようになってからは政治に面白さを感じるようになり僕もテレビで政治関連のニュースや番組を見るのに興味をもって見るようになりました。政治が少しだけ分かるようになり国会中継だって真面目に見ていれば内容を理解できるようになった自分が「ちょっと大人になったな」と感じちゃったりしました。

僕の中での流行語は「○○はいかがなものか」このフレーズです。言葉ではありませんが前A総理が言い出してからこのフレーズを使う人が増えた気がするのは僕だけでしょうか?養豚の治療がメインではなくコンサルタントをメインとした現在の自分の仕事では農家さんとのコミュニケーションが非常に大事であり、農家さんの獣医さんに対する満足度は99%これに因るかもしれません。やはりそのような中で農家さんとの会話では自然と獣医師として言葉を慎重に選びながら話します。物事の白黒をはっきりと言わないこの「いかがなものか」、私は使うべきではないと思っています。良くないのなら「○○は良くない」とはっきりと自分の意思を伝えたうえで農家さんの判断を仰ぐのが良いと思います。他にも「言っちゃ悪いけど・・・」この言葉も僕は大嫌いです。言ったら悪いのなら言うべきではないでしょう。それよりも言ったら悪いことでも如何に相手の気分を害さないで伝えることができるかに苦心すべきだと思います。結局はいかにお互いに気持ち良く仕事をして成績向上につなげられるかということでしょうか。

話は飛びますが豚に限らず動物は人間の何を恐れるのでしょうか??分娩ストール内で一生懸命母豚の導尿をしていると僕の両手がふさがっているのをいいことにどんどん子豚たちがちょっかいを出してきます。服を齧るもの、膝の上に乗っかってくるもの、鼻で突っついてくるもの、様々です。それで可愛いやつらめと思い手で頭を撫でようとするとみんな一斉に逃げていきます。あれ・・・僕って豚に好かれる特別な存在じゃなかったの、と一瞬ヘコタレてしまいます。これと同様なことが肥育舎で採血を行っているときに起きます。こうして考えると動物にはない「手」を動かすこと、これが動物には理解できない=恐ろしいものなのではないでしょうか。昔自分で犬を飼っているときもそうでしたが、動物の行動(気持)を理解するためには自分も四つん這いの手を使えない状況で、彼ら動物とどのようにコミュニケーションをとろうかを実践してみることです。そうすると使えるものは口、鼻、頭、器用な動物なら前足で少し引っ掻くこともできるかもしれません、それと糞と尿!?。それらを駆使して動物と触れ合おうとすると今までに見えてこなかったものが見えてくるかもしれません。あの行動には豚のこんな欲求が含まれているのか~ってことを感じることができるといいですね。

まとまりがつかなくなってきたのでこの辺でやめておきます。将来機会があればミニブタではなく普通の豚を伴侶動物として飼い、一緒に戯れてみたいと密かに思っている福山でした。