JASV ブログ 第131回

有限会社豊浦獣医科クリニックの古市朋大です。

この度の東日本大震災により被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

私たち養豚管理獣医師は、被災された皆さまに対して復興への出来る限りのお手伝いをさせて頂きたいと考えています。

 

今回の震災の養豚場への地震や津波の被害は大変なものでした。

被災地から離れ地震の直接的な被害が少なかった農場でも、震災直後は停電による井戸水のくみ上げや、ウインドレス豚舎の酸素の供給が出来なくなり豚の生命に直接の影響を与える問題が起こりました。

次に、飼料工場と流通(運送ルートの被害と燃料不足)の被害により飼料の不足が起こりました。

同時に屠畜場と流通の被害により飼料が不足しているのに出荷が出来ない状況が続きました。

流通の障害と燃料不足の問題は、動物用医薬品やAI精液の供給、農場内の重機やスタッフの通勤など様々な影響を及ぼしました。

養豚場は他の産業と同様に、電気、水、ガス、原料の供給、そして何より流通など、インフラのどれが欠けても成り立たない産業ということを今回改めて実感させられました。

 

また、震災と津波に追い打ちをかけるように発生したで原発事故と、地震に対する精神的、身体的不安。そして農場の豚の生命と生産性維持に対する不安。更に今後の食品の安全性と経営に対する不安など地震の影響はとても大きく長いものです。

いまだ、震災の影響が大きい農場も多いと思いますが、養豚場から少しづつ入る復旧の知らせを受ける度に、とても嬉しく感じています。

 

テレビをつけると暗い話題が多いのですが、3月28日放送のワールドビジネスサテライトに出演した カルロス・ゴーン氏(ルノー・日産アライアンスCEO)はインタビューで自社の工場の生産や部品の供給、放射能による風評被害の問題点を上げた後に、「日本は大地震も津波も放射能も克服できる。日本の強さは耐久力にある。むずかしい状況ではあるが、今こそその耐久力の強さを世界に冷静に証明できる」。「日本はコミュニティ意識の力をいかして世界にその強さを示すチャンスだ」と日本を激励しました。また、氏は「震災の影響は1週間前と比べだいぶ楽観的になりました。さらに1週間後は今よりも楽観視しているでしょう。かなり早いテンポで事態は進展しています」。「風評被害は長続きしないと思います。透明性を持って放射能の問題を伝えていくべきです」とも述べています。

 

この様に大変な状況かだからこそ、私は視点を変えポジティブな部分をみつけること、皆で助け合い励まし合うことが何より大切だと感じています。

 

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有限会社 豊浦獣医科クリニック   古市朋大

JASV ブログ 第130回

皆さんこんにちは! 

サミットベテリナリーサービスの石関紗代子です。

 

私は今、アメリカのアイオワ州に10日間の研修に来ています。(時差は-14時間です。)

アメリカは、養豚場の数が、65,000件。豚の数が1.1億頭とのことです。

日本は、およそ養豚場が7,000件、豚が約1千万頭ですので、ざっと10倍の豚がいます。

 

実は私はアメリカに来るのは今回が初めて。

実際に来てみて、本当にトウモロコシ畑が見渡す限り広がっている風景に驚きました。一面に広がる畑には今はトウモロコシが植えられていないので、土ばかりで、茶色い大地が広がっています。

その中にぽつんぽつんと養豚場があるのです。私が訪問した肥育豚舎は、1か所に大きな1棟があり、そこで5000頭の豚が飼育されていました。

そしてしばらく離れたところにまた1棟、という感じ。

アメリカの距離感に圧倒されます。

アイオワ州はアメリカで一番、豚の数が多い州です。ポストカードの「アイオワ名物7つ」の中にも豚の写真が載っているほどです。

 

アイオワ州立大学を見学したのですが、とても広くて緑がいっぱいで、こんなところでキャンパスライフを送れる学生さんたちを羨ましく思いました!人生観が変わりそうです(笑)

 

今回の研修には、他には主にヨーロッパの養豚獣医師が参加しています。

英語の講義や実習は今の私の英語力ではちょっと高いハードルですが、それも刺激になってとても勉強になっています!周りのみなさんも助けてくれるので、残りのカリキュラムも頑張りたいと思います!

 

私はこの4月から卒業後5年目に突入しましたが、日々レベルアップを目指して、勉強していきたいと思っています。

 

☆お知らせ☆

毎年実施している、第11回サミット・VFCジョイントセミナーを610日(金)に開催します。

メインテーマは「ベンチマーキングの活用と優良事例報告」です!

誰でも参加可能ですので、ぜひいらして下さい!

詳しくは業界雑誌の広告をご覧くださいませ!

 

石関 紗代子