JASVブログ第143回

みなさん、こんにちは。栃木県那須塩原市の福山です。

水上先生の仰るとおり、今夏は最高気温の温度差が大変激しいですね。台風が幾つか日本に上陸していきましたが、その前後の温度差によって半袖から長袖に着替えることもありました。

やはり母豚はこの温度差に敏感に反応します。分娩前後の急激な温度上昇は母豚の命に関わることは以前お話したかと思います。

そんな中、私は夏には積極的な助産を行います。だからと言って決して無駄な助産を行う気はなく、母豚の命または産まれて来る子豚の命に関わる場合のみ行うことにしています。

助産については豚の品種や豚舎によって、行う頻度は大きく変わってくることは付け加えておきたいと思います。

その助産の際に必ず必要な道具の一つとして、潤滑剤があります。この潤滑剤みなさんは何を使用しているでしょうか。幾つか種類はありますが、私が最もお薦めするのは流動パラフィン(食用)です。

お薦めする理由は①潤滑剤として、最も滑りが良い。②流動パラフィンを用いると母豚の宿便が直腸検査用の手袋にまとわりつかない。③1斗缶で購入出来る。

また流動パラフィンをつけると助産時に子豚が滑ってしまう、というご意見がありますがそのような時は決して無理をせずに藤平工業の助産器をお使いください。これもお薦めする道具の一つです。

助産は決して強引に行ってはいけません。大変デリケートな子宮を助産(人間の汚い腕)によって汚してしまうことはあってはいけません。

そのための最善の道具は是非準備しておきたいところです。

 

上記の農場もそうなのですが、私は毎週必ず伺う農場が2農場あり、そこでは一般的な養豚の仕事に携わることも多くあります。

このように自由に仕事をできる農場があって一番よかったな〜と思うことは、好きな時に好きな場所を『掃除』できることです。これは大きいですですよ!

月に1回の農場の定期巡回では、豚舎または農場のここを掃除してほしいと思うことは多々ありますが、思うように豚舎がきれいになるケースは多くはありません。

そんな中、自分で豚舎を掃除した時の清々しさ・爽快感は一入(ひとしお)です。

でもきれいな状態を保つことは、さらなる努力が必要となることは言うに及びません。

「きれい好きな人」「掃除が好きな人」は養豚業には大切な人材となるのではないでしょうか。

 

フォーピッグ那須 福山聡

 

 

JASVブログ第142回

こんにちは、㈲あかばね動物クリニックの水上です。

 今年の夏は去年に比べれば真夏日の日数は少なく、比較的豚にとっても穏やかな気候だったと思います。ただ暑さは続いて、夜は冷え込んでしまう時があるので、舎内温度の管理が難しくなります。一度涼しくなってから暑さが戻ってくると、雄が影響を受けやすいと最近感じます。

 話は変わりますが、愛知県では県内の生産者を中心としてPRRSに対する取り組みが始まりました。それはPRRSを地域で陰性化にしていこうというものです。最初はある生産者の一声でしたが、そこからさまざまな情報が集約されていくうちに、県内でPRRSが陰性になっている農場が少なからずあるという事実が周知のものになりました。今までPRRSに対しては後回しにしてきた感がありましたが、安定化・陰性化は出来ないものではないということが分かり、気持ちが前を向いてきています。最近では831日に豊橋で勉強会があり、生産者・獣医師・メーカー各社が出席することで様々な情報を共有することができました。皆のモチベーションも急上昇しています。これから先、実現に向けての取り組みが始まります。地域一丸となって進んでいけたら良いと思っています。

PRRS陰性化に向けての勉強会

JASVブログ第141回

 

こんにちは。北海道の高橋とんとん診療所の高橋です。

 

夏といえば…祭り!

先月は地元のお祭りへの出店で大忙しでした。

地元の野菜農家さんとコラボして豚肉料理を売りだしたところ、大盛況で瞬く間に完売!

中には札幌から4時間かけてお肉を買いに来たお客さんもいて、なんだか私も元気をいっぱいもらったイベントになりました。

 

 

そしてお祭りがひと段落したころ…

私の農場ではこの時期毎年恒例になっている、酪農学園大学の実習生がやってきました。

私の母校、酪農学園大学では2年生の夏休みに道内の農場に20日間住みこみで働き、寝食を共にして心身ともに鍛えあげられる

何とも学生にとっては過酷な実習があります。

受け入れ側も結構大変で、食事の世話から洗濯、掃除と子供が一気に増えた感じで私もてんやわんや状態でした。

それでも家の中が賑やかになるのっていいですよね。

実習生も慣れない環境の中、養豚の仕事を一生懸命こなしてくれて、とても頑張ってくれました。

 

忙しかった夏も終わりに近づき、北海道では早くも秋の気配が漂っています。