JASV ブログ 第147回

㈲あかばね動物クリニックの水上です。

 この一月ぐらいの間に新しい仕事が増え、非常に充実した日々を過ごしていました。ただし、他の面でおろそかになっていることも出てきてしまい、ブログの方も忘れていて更新できないでいました。

 生産者の方の中も日々忙しく過ごされていて、忘れてしまっていることもあるようです。例えば駆虫。年2回定期的にやっている人がいますが、この時期にやらなければいけないことをすっかり忘れてしまっていました。誰しも忘れることは当たり前なので、忘れないようにする方法(カレンダーに書いておく、スマートフォンに予定を入れる)を用意しておくと非常に効果的です。

 先と同じことですが、予定を決めておくと作業能率を上げられます。基本的に私はめんどくさがり屋なので予定を組むこと自体が好きではありません。けれど、他の獣医師と仕事の都合を合わせるためには必要不可欠なので、その日にやらなければいけないことだけは決めます。加えるなら午前午後のどちらにやるのか、ここまでを一月分決めておけば、日々の時間割を上手く組むことが出来ます。

 多くの従業員がいる農場でも、場長だけが予定を管理していることがあります。お互いの予定など情報交換しておくと、何かあった時でもすぐに対応できたりします。

時間に“使われる”のではなくて時間を“使う”ようになると、今よりも周りが見渡せるようになり、仕事が面白くなる、ようです。(私自身が時間に振り回されている状況なので説得力に欠けてしまいますね。)

 

あと来週の1128日、29日は東京・中野にて「養豚国際フォーラム2011」が開催されます。多くの生産者の方々とお会いできることを楽しみにしています。

JASVブログ 第146回 Part2

08.jpg

精液実習

 

09.jpg

農場で実際に豚をつかった農場実習

 

11.jpg

農場実習後の受講生の皆さん          講習の修了式

 

12.jpg

10回研修会に参加してくれた受講生の皆さん

 

13.jpg

おまけ

9月13日は石関先生の誕生日でした

おめでとうございます

 

有限会社豊浦獣医科クリニック

古市朋大

 

JASVブログ 第146回

第10回豊浦獣医科クリニック 初級養豚講座開かれる

 

有限会社 豊浦獣医科クリニックの古市朋大です。

今年もあっという間に11月になりました。

慌ただしい年末がすぐそこですが、気の早いクリスマスイルミネーションを目にして心が躍る時期になりました。

 

豊浦獣医科クリニックでは91215日に初級養豚講座を開催しました。

毎年、多数の皆さまにご参加頂いているおかげで、今回で10回目を迎え参加頂いた受講生も150人を突破しました。

この講座は養豚場で働く、新入社員の方の教育、または、一度基礎を復習したい方を対象に社会人としてのマナーをはじめとして、飼養管理の基礎を講義だけでなく、実際に豚を使い実習するものです。34日の合宿形式で講習を開催しています。

全国で活躍されている獣医師を含め豊富な講師陣に、わかりやすく講義をしてもらっています。

今回は、写真を中心に講師と講義を紹介させていただきます。

受講生に若いかたからベテランが多いように、講師も若手からベテランまで参加頂き、距離の近い講習会が行えました。

 

01.jpg

「社会人の具備すべき条件」  米山 正巳 氏 ファームアシスト(株)

「日本養豚について」  福本 尚子 氏 株式会社緑書房 月刊「養豚界」

 

02.jpg

「豚のハンドリング」 野津手 麻貴子 先生   野津手家畜診療所

「豚の行動を熟知した上手な管理」 末岡 弘行 先生   末岡家畜診療所

 

03.jpg

「豚群の健康維持の諸原則・飼料の基礎」 大井 宗孝 先生 (有)豊浦獣医科クリニック

「豚の生理と解剖の基礎」 谷口 笑子 先生 エス・エム・シー㈱

 

04.jpg

「豚の呼吸器・消化器疾病の基礎」 伊藤 貢 先生 (有)あかばね動物クリニック

「免疫の仕組みとワクチン  石関 紗代子 先生 (有)サミットベテリナリ-サービス 

 

05.jpg

「抗生物質と消毒薬の使い方」 早川 結子 先生   (株)ピグレッツ

「疾病検査の基礎」 小池 郁子 先生   エス・エム・シー㈱

 

06.jpg

「新生子豚の生理の基礎」 古市 朋大 先生 (有)豊浦獣医科クリニック

「肥育豚管理の基礎」 中村 高志 先生  (有)豊浦獣医科クリニック

 

07.jpg

「基礎的な飼養管理のポイント」 武田 浩輝 先生 (有)アークベテリナリーサービス

「飼育環境のコントロール」 村田 知 先生 (有)豊浦獣医科クリニック

 

JASVブログ第145回

こんにちは、栃木の福山です。めっきり秋になり私の住む那須地方では紅葉が見頃になりました。

石関先生が行かれたような養豚に携わる獣医師の集まりに行くと、大変刺激を受けます。国や地方が違えば病気の出方も違いますし,その対応も様々です。またその病気の裏側にある背景が農場によって全く異なるので、色々な先生方の経験を見聞き出来るというのは大変貴重な勉強となります。生産者の方も、養豚の生産に支障のない程度に積極的に勉強会に出席しより多くの情報を得られたらよいと思います。そして勉強をすると同時に気の合う仲間や友達を作って頂きたいと思います。困難に直面した時に助けてくれる仲間がいるということは何ごとにも代え難いことです。また実際に今年発生した東日本の大震災や台風の大雨災害などでも養豚家の仲間同士で助け合ったエピソードをいくつもお聞きしました。

 

今後の豚の疾病について私見を述べさせてもらうと、PRRSやPCVを始めとするウィルス性の疾病が増え、まだ発見されていない新しいウィルスや、病原性が明確になっていいないウィルスなどが次々と発見されていくのではないでしょうか。それらが複雑に絡み合うことでますます病気の対応は難しくなりそうです。また細菌性の疾病においても連鎖球菌を始めとする神経症状に対する対応は大変難しいものになっています。つまり免疫系を犯す病気と脳・神経系を犯す病気が今後、大きな問題になっていくのではないかと思っています。

それらに対して少しでも有効な対応をとるために、抗体検査を行い自農場の病気の動きを掴んでおくこと、特に細菌性の疾病については家畜保健所などの協力を得て病勢鑑定と薬剤感受性試験を行い、確実に効く抗生物質を確認しておくことが大事だと思います。

これからは推測で病気の対応をしないで、できるだけ科学的な裏付けを元に対応していった方が解決の近道となると思います。

 

現在私の妻が妊娠中なのですが、正直ヒトの生理については勉強したことがなかったので全くわかりませんでした。例えばヒトの妊娠期間や胎児の発達、妊娠に伴う体の変化、分娩の手順など、あれだけ豚の生理については勉強し経験もし知っているつもりなのに、ヒトのことではこんなにわからないのかと、自分のことながら驚きました。違う角度から勉強することの大切さを感じた今日このごろでした。