JASVブログ第155回

 

こんにちは、栃木の福山です。

  

授乳中の母豚の毛艶・肌艶は妊娠中の母豚のそれに比べて、見違えるほどツヤツヤ・テカテカになることは、皆さんも経験されていることと思います。2年前の猛暑の後から妊娠中の母豚が痩せすぎてしまっている農場が多くみられるようになりました。そしてそのような農場では妊娠期の母豚と授乳中の母豚の外観の変化は顕著に見られます。

 私は今までこの変化は、妊娠期の餌と授乳期の餌のカロリーや栄養価などの質、それと給仕量が倍以上に増えることが原因だと思っていました。

 しかし妊娠中のときの自分の妻を見ていると、食事以上に女性ホルモンの影響が大きいのではないかと思うようになりました。

 私の妻はお産の1ヵ月前から里帰り出産のために栃木県から新潟県に帰っていました。里帰りをしてから3週間ほど会わない期間があり、久々に妻に会って顔を見たところ「なんだか、肌の艶がいい!?いつもより美白になっている!?」という印象を持ちました。ヒトでもお産の1ヵ月前から急激に女性ホルモンの分泌量が高くなります。この肌の印象の違いは女性ホルモンが大いに影響を与えているのではないかと妻と話していました。

 これよりも以前に私のいつもお世話になっている近所の養豚家の社長に「福山さんの奥さん、妊娠してますます綺麗になりましたね、妊娠すると綺麗になるというのは本当だったんですね」という感想を聞かせてもらっていました。それを聞いた時、私は「またまたお世辞を、そんなことはないですよ」と思っていました。しかし同じことを自分も経験してからは、あのときの社長の言葉はお世辞ではなかったなと、納得してしまいました。

 ということは、お産が終わったいま女性ホルモンの分泌量が低下していくとお肌に何らかの変化が出てくるのでしょうか。しかし今は授乳の刺激もありますので大きな変化は生まれないかもしれません。

 これは豚さんでも同じことが言えると思います。母豚も分娩を控えて女性ホルモン(エストロジェン)が急激に増えると母豚の毛艶・肌艶が良くなるのだと思います。このホルモンの分泌量は品種や飼養環境によっても左右されると思います。

 餌の質の変化・餌の量の変化・それと目には見えませんが女性ホルモンの分泌量の変化が母豚の健康状態に影響を与えることを意識して皆さんも母豚を観察してみると面白いと思います。

  

日頃の作業をほんの少し快適にしてくれる商品の紹介を一つしたいと思います。

 最近では軍手ではなくゴム手袋をはめて作業される方も多いと思います。これは自分の手を汚さないこと、臭いがつかないこと、汚れた手で哺乳中の仔豚などを触らないことなど、目的は様々です。

 しかしゴム手袋は直ぐに汗でベタベタになり肌にくっついてしまい、不快に感じることがよくあります。また汗でべた付いたゴム手袋は一度脱着すると、十分に乾燥させないと再度装着することは気分的にも物理的にも困難です。

 そこでこのベタベタ感を軽減するためにメッシュ状に編まれた綿の「インナー手袋」があります。これを装着することで一つのゴム手袋で一日快適に過ごすことができます。また洗濯をして繰り返し使うことができます。週1~2日使用してほぼ1年は同じものを使い続けることができました。

 ゴム手袋に不快感を抱いている方やゴム手袋は装着したいが手がかぶれてしまう方は一度試されてみてはどうでしょうか。ちなみに私はネットでまとめ買いしました。数年分はあると思います。

 

 

インナー手袋.jpg