JASVブログ第169回

皆さん、こんばんは。お寒うございます。栃木の福山です。

例年より早い大雪に見舞われている方には、お見舞い申し上げます。

前回でもお話しましたが、季節感がずれたままいつの間にか年の瀬を迎えてしまい、辰年も残すところ6日となってしまいました。

私の住む町では、都心のようにいたるところにイルミネーションがある訳でもなく、仕事の行き帰りは車なのでクリスマスソングを聞く事もなく、今年はクリスマスの雰囲気をほとんど感じることがありませんでした。

 

話題は豚に移って、繁殖成績を改善するために何をやったらいいかという話は農場に行けば必ずでます。そして多くの農家さんで出るのが、種付けの回数やタイミング、雄の添加剤などの雄側の改善策です。私の今の認識では繁殖成績の低下を招く雄側の要因というのは極めて少ないと感じております。それよりも母豚のボディコンディションを揃える事、毛艶肌艶良く体調管理を行うこと、夏場においては十分な暑熱対策を行う事、これらが90%以上の要因を占めると思います。これらを疎かにして雄側の改善を行っても効果は期待できないと思ってよいと思います。

繁殖成績のうち特に産仔数について言えば、トピックス(オランダのTOPIGS社の種豚)とダンブレッド(デンマークのランドレース)による改善が突出してよい成績を収めています。黙っていても最低1〜2頭は増えます。そして14頭以上の産仔数が当たり前になってくると、分娩舎での子豚の管理が大変重要になってきます。今まで無看護分娩で分娩舎での作業に時間をあまり割いてこなかった農場ではちょっと対応しきれない場合も出てきます。

14頭以上生まれてくると所謂、虚弱豚も増えてきます。この虚弱豚を正常に出荷まで発育させるには、生まれて3日間の人工哺育が極めて重要になってきます。昔から人工哺育を行っている農場では97%前後の離乳率を達成しています。人工哺育の方法は至って簡単です。生まれて3日間、代用乳を溶かして、1日3回1回に8mL前後強制的に、飲ませます。最初は自力で歩く事も飲む事もできなかった虚弱な子豚が半日で自立歩行をして乳首にかぶりついているのをみると、感動そのものです。虚弱子豚を見てなんとか助けてあげたいけど、どうしたらいいのかわからないと手をこまねていている人がいれば、是非是非試してみてください。

 

養豚情勢をとりまく環境は厳しさを増すばかりですが、それでもしっかりと将来を見据えて課題をひとつずつ乗り越えていく生産者は必ず生き残ります。そしてそのような農場では仕事が楽しいのです。楽しい事は長続きしますが、辛い事を長く耐えることは極めて困難なことです。来年も楽しく仕事ができるよう、皆さんと2人3脚で頑張っていきたいと思います。

皆様良い年をお迎えください。

 

JASVブログ第168回

こんにちは、北海道の高橋とんとん診療所の高橋です。

あっという間に今年も残りわずかとなってしまいましたね。ここ北海道の今年の冬の始まりは戦後最も遅い初雪が降り、それからというもの爆弾低気圧やなんやらで大荒れの天気が続く異常事態でした。

停電も他人ごとではないので我が家でもポータブルの石油ヒーターなど、電気を使わない熱源を普段から常備しておくよう努めています。

話は変わりますが…そんな大荒れの北海道をちょこっと抜け出し、先週沖縄へ里帰りしていました。
そこで出会った衝撃的な沖縄そばがあったので紹介します。それがコレ↓↓↓

 

 

CAI_0003.JPG

 

でっかいソーキでしょう!?どんぶりからはみ出してますが、このどんぶり自体も普通のものより一回り大きな器なので実物をみるとホント驚きますよ!

 

沖縄そばは、上にのっける豚肉の部位によって名前が異なります。

例えば写真の様な骨付き肉の「ソーキそば」、皮付きのバラ肉(三枚肉)は「肉そば又は単に沖縄そば」、豚足は「てびちそば」などです。

 

ちなみにわたくし、上の特大そばをペロッと完食いたしました。次の日まで他に何も食べれない状態でしたが(笑)

今年最後のブログになりますが、一年間私の取り留めのないブログを読んで下さった皆様ありがとうございます。
他の先生方の様な立派な内容が書けなくて本当に申し訳ないなと思いながらも、自分の思ったことや出会ったもの等を徒然なく書いてしまいました。

来年もまた皆様にとって良い一年となるよう心よりお祈りしています。
それでは…

Merry Christmas!!

JASVブログ第167回

こんにちは、㈲あかばね動物クリニックの水上です。

大変お久しぶりな挨拶になってしまったので、忘れてしまった方もいるかもしれないですね。。

 

 今回は「バックアップの大切さ」をお伝えしたいと思います。

なぜこんなことを書くのかと言いますと、私自身の失敗からによります。1月ほど前にもブログは更新したはずなのですが、なんの手違いかきれいさっぱりなくなってしまいました。しかも下書きをせず、データのバックアップをしていなかったので、結局更新ができませんでした。

他にもパソコンのハードディスクが壊れる、重要な書類が紛失するといった場合もバックアップがないと非常に困ったことになってしまうと思います。

ただ、データのバックアップの場合は別の記憶メディアへの保存や文章のデータ化で多くの場合は事足ります。

 

それ以上に難しいことは「人のバックアップ」です。事故や病気で急遽仕事ができなくなった人が出た場合、どのように対応するか決まっていますか?企業養豚の方はある程度決めているかと思いますが、小人数の家族養豚の方は非常に大変な状況になるかと思います。特に場長は多少の怪我や病気なら無理して出てくるかと思います。けれど、どうしても出勤できない場合はどうしましょうか?

 

その対策の一つとしては、全ての人が作業内容を知って、理解しておくということです。

いつもやっていること以外の作業を何も知らない場合は、何をすればいいのかも分かりません。けれど、皆がどのような作業をしているのか知っておくだけで、一部のことなら代わりが出来るかもしれません。今は携帯電話でいつでも相談できるので、分からないところをカバーすることは可能です。ウィークリーやツーテン、スリーセブン方式で作業を回しているならば、なお対応しやすいと思います。

 

 もう一つは、主に酪農の分野で広まっているもので養豚の分野では聞いたことがありませんが、ヘルパーを雇うというものです。

「酪農ヘルパー」という言葉を聞いたことはありますか?簡単に言うと、酪農家が休みをとる際に酪農家に代わって、搾乳や飼料給与などの作業を行う仕事に従事する人のことです(酪農ヘルパー全国協会HP参照:http://d-helper.lin.gr.jp/)。そのため、ほぼ毎日仕事をする農場は違っているので、豚が持っている疾病のことを考えると難しいものだとは思います。ただ、地域として高齢化が進んでいくような場所ではヘルパーではないにしろ、何らかの人的サポートができる体制が必要なのではないかと思っています。もちろんバイオセキュリティーは厳重に!