JASVブログ172回

こんにちは、栃木の福山です。

ニュースでは大雪の記録を更新しましたと報道されていました。大雪で雪掻きに精をだしている方にはお見舞い申し上げます。全体には昨シーズンよりも「連日の雪掻きで参った、体が痛い」という声が少ないので、昨シーズンよりはましなのかなと感じています。

 

最近では養豚のコンサルタントを行っている方も、コンサルタントをお願いしている養豚家も増えているように思います。

コンサルタントを行っている方は獣医師だけではなく、飼料メーカーの方だったり養豚業を廃業した元生産者だったり、検査機関の方だったり様々です。

養豚家でも複数のコンサルタントを頼むところがあり、豚に対する様々な見方や意見を取り入れることができてよいと思います。

ただ複数の意見をもらう場合は、経営者や農場長など農場の方針を決める人物がしっかりと勉強をして確固とした考え方、方針をもっていないと、かえって迷いが生じてどこからどう手をつけてよいかわからなくなってしまい、五里霧中の状態となってしまうこともあります。

またコンサルタントの方も性格が様々ですが、大きく分けて自己主張の強いかたと現場との協調性を重んじるかたがおられます。なかには主張が強すぎて農場側に嫌気がさす場合もあるようです。

当然コンサルタントを行っている側とすれば、助言したことを積極的に実行してもらえれば大変嬉しく思います。しかし消極的な対応で何の為にコンサルタントをお願いしているのかな、と感じることもあります。そんな時コンサルタントを行ううえで忘れていけないのは、コンサルタント先の農場は自分の農場ではないということです。当たり前のことですが意外と勘違いしやすいことです。また責任感の強い人だと、助言に対して実行されないことに大変ストレスを感じてしまいます。しかしそんなときは、やるやらないの責任は全て農場にあるのだから、精一杯やってだめならクビになってもしょうがいないな、くらいの奔放さ?おおらかさを、コンサルタントを生業とする人は持っていた方がよいと思います。

念のため話しておきますが,当然助言に対して実行できない場合は、ベストではないにしても実行できる範囲で次の対策を提案しますし、ベストの対策がどうしても必要だと感じた場合は何が原因で実行できないかをよく話し合い実行に移せるようにお手伝いします。

豚舎を見てまわる際にはコンサルタント側と農場側の意向もあり、コンサルタントが一人で見てまわる場合、必ず社長や農場長と見てまわる場合、農場のスタッフ全員で見て回る場合、農場内の各責任者と見てまわる場合、仲のよい他農場の方と見てまわる場合など様々です。

さらには農場を見てまわったあとも様々で、社長または農場主と検討会、農場スタッフ全員と検討会、農場をみてまわった報告書を書くか書かないか、検討会に農場成績の数字を出すか出さないかなど全ての農家さんで異なります。

コンサルタントを受けるにあたりどのスタイルが良いとは言えませんが、少なくともコンサルタントをお願いする養豚家さんがコンサルタントに何を望むか、またはどのような関係を築きたいかを明確にしておくと、決して安くないコンサルタント料を支払ってお願いするコンサルタントを最大限有効に活用できるのではないかと思います。

 

最近プライベートでも誰かにちょっとした質問や相談を受けると、返事にコンサルタント的な視点が入ってしまっていることに気付き、「職業病になりつつあるかも」とか「上から目線にならないように気をつけなければ」と思う今日この頃であります。

JASVブログ第171回

皆様こんにちは。

大変ご無沙汰しております。

SMC株式会社の谷口笑子です。

 

寒い日が続いていますね。私のお家の周りは、やっと先日の雪が解けきったところです。

さて、その雪の降り積もった先月15日に「定期疾病モニタリング報告会」を行いました。このモニタリング報告会というのは、()豊浦獣医科クリニック(以下TVC)と共同で春と秋の年2回開催しているもので、ご協力いただいているTVCのクライアント農場で採血を行い、SMCで検査を行い、報告会でクライアント農場の方やご協賛いただいているメーカーの方にその結果をご報告しています。

現在のモニタリング検査項目として、日齢ごとにAPP-ELISAMPS-ELISAPRRS-ELISAPRRS-PCRPCV2-リアルタイムPCRの各検査を行っています。私もベンチマークと疾病モニタリングと題しまして、モニタリングの結果を基にした各検査の評価についてご報告させていただきました。評価の方法は、各検査の陽性~陰性となる値などから独自に基準を設け、この基準に数値をつけ、モニタリングの結果を数値化しています。このモニタリングからのベンチマークの試みは今回で4回目となり、春秋の季節でそれぞれ2回ずつの結果を積み重ねてみてみると、ただ農場による違いだけではなく、各農場における季節での特徴や変化などが新たに見えてきたような気がします。今後も継続して、さらにさまざまな農場の数値と比較して有意義なものにできたらいいなと思います。

今回もたくさんの貴重な検体やデータを提供してくださった農場の方、ご協賛いただいた各関係者の方々、本当にありがとうございました。

なかなか通常業務の中では、お会いしてお話しする機会もないので、このような機会に現場の声を聞くことはほんとうに貴重なことです。検査がより現場に還元できるものになるよう頑張ります。

<モニタリング報告会の様子>

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