JASVブログ第180回

はじめまして。

今年2013年の6月から、千葉にあります養豚専門のコンサルティング&診療所「ピグレッツ」に勤務することとなりました森野寛子(もりのひろこ)と申します。

 

養豚の世界にどっぷりつかることとなり、こちらのブログにも参加させていただく運びとなりました。

皆さまどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて、こちらのタイトルは「若手養豚獣医師・・」。

私自身は、養豚の世界ではひよこ同然ですが、実際は「若手」というのははばかられる年齢となっております。

こちらのブログ更新が初めて、ということもありますので、まずは自己紹介を兼ねてそのあたりを述べさせていただきます。

 

私の生まれは滋賀県です。

大学を卒業した後、ふるさとに戻り大動物の臨床に10年以上従事しておりました。

ただし、この頃の診療対象のほとんどは「牛」。

豚はわずか1件の農場を担当したことがあるくらいでした。

 

その後、動物実験をおこなうラボに転職。このときは、ラット・マウスをはじめ小さな動物を扱う業務をしておりました。

その後、またまた転職し、今度は医療機器を扱うメーカーの学術として勤務。

このとき初めて、動物に触れない仕事となり、日々の業務は充実していたものの、「やっぱり動物を触る仕事に就きたい!現場に帰りたい!」と強く思うようになり、現在に至ることになったわけです。

 

ではなぜ、その現場を「養豚」に求めたのか・・

それはかつてわずかながらに経験した養豚の世界で感じた「奥深さ」と「子豚の可愛らしさ」を思い出したからなのでした。

 

1件の養豚農家さんを受け持っていた頃には、同じ職場の先輩獣医師の方々も、豚の病気に関してはあまり経験が無く、私自身も手探りで診療していたような状態でした。

そんなこんなで、感染症によると思われる疾病でたくさんの豚が死んだり、繁殖成績が悪くなったりしても、「どうしたらいいのだろう?」「これでいいのだろうか?」と迷いだらけ・・

知識と経験の無さに、とてももどかしい思いをしていた記憶があります。

けれど、牛よりもかなり短い期間で「妊娠→分娩→肥育→出荷」にいたる豚は、農場内での変化を反映するのも早く、「豚にイイこと」をしてみたら、短いスパンで「イイ結果」につながることも実感しました。

このとき、養豚って面白いなぁ、やればやるほど奥深いなぁ、としみじみ感じたものでした。

 

さらには、分娩舎でみる子豚の可愛らしさ!

ピンク色ですべすべしていて、私の足元に鼻を押しつけてみたり長靴をかじってみたり・・

「ずっとこのままのサイズだったら飼いたい!」と思えるくらいの可愛らしさ。

 

そんな記憶が、私を養豚の世界へ引き戻させ、養豚が盛んなこの地にやって来たのでありました。

 

養豚の世界に戻ってからはまだ半年たらず。

あらためて、自分の無知さと力の無さに打ちのめされる日々ですが、可愛らしい子豚たちが元気にすくすくと育てることに少しでも貢献できるようになればいいな、そんなことを考えながら過ごしております。

 

未熟者ゆえ、周りの方々にご迷惑をおかけしたりたくさん頼ったりしてしまうかと思いますが、精いっぱい精進してまいりたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。 

 

※はじめましてということもあり、自己紹介も兼ねて、はずかしながら写真を載せさせていただきますf(^_^;

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JASVブログ第179回

 

みなさん初めまして(#^.^#)

 

今年4月から()サミットベテリナリーサービスに入社しました渡部佑悟です!今回は初めての投稿なので自己紹介させていただきます!

 

私は今年の春岩手大学を卒業し、群馬に越してきました。群馬県に対するイメージは正直なところ温泉しかありませんでしたが、住んでみると群馬には魅力溢れる沢山の自然、便利なショッピングセンターなども充実していて住みやすい街であることが分かりました。ですので、このブログを通じて群馬の魅力についても発信できたらと思います!

 

さて今度は私が養豚獣医師になろうと思ったきっかけについて話していきたいと思います。今の獣医系大学はそれぞれ特色があり、得意としている分野が異なります。私の卒業した岩手大学は大動物の中でも牛を得意としていて、牛の先生はたくさんいました。しかし豚の先生は常勤しておらず、卒業するまでに一度臨床獣医師の授業を受けただけでした。

 

実習に行った友達の話を聞いても養豚獣医師というイメージを膨らませることはできませんでした。大学では豚を見たことも触ったこともなかったので、一度養豚獣医師に触れてみようという軽い気持ちで実習に申し込みました。そして実習を受け入れてくれたのが石川先生のいる㈲サミットベテリナリーサービスでした。

 

実習に行ってみると、そこはたくさんの農家さんに信頼されて、経営を真摯に考える養豚獣医師の姿がありました。病気を治して終わりの獣医ではなく、その病気の発生原因を深く深く追求し、農家さんと一緒に考え、その土地その設備その環境に応じたアドバイスをしていき、時には農場の人間関係にまで考慮しながらコンサルタントをしていく姿勢は、これまで見てきたどんな獣医師像とも異なるものでした。そして、そのように人と関わりあいながら、協力して経営改善という一つの方向に向かって仕事をすることに強い魅力を感じました。

 

また、サミットという職場が魅力的だったことは言うまでもありません。養豚コンサルタント獣医師という形を作り上げて僕の成長を見守ってくれる石川先生、優しく丁寧に教えてくれる石関先生、いつもおいしい食事を用意してくれ応援してくれる石川先生の奥様、パソコンのことなら業者レベルの事務員さん。そのすべてが僕をサミットに導いてくれたと思っています。

 

今は半年の現場研修が終わり、先生方の後に付き毎日コンサルタントの勉強をしています。将来は先生方のように日本中を回り農家さんに信頼される養豚獣医師になれるように、今は沢山のことを先生方から学び、様々なことに疑問を持ち解決策を模索していくことなど、日々視野を広げていけるよう精進していきたいと思っていますので、皆さん、どうか温かく見守って頂ければ嬉しいです(^0_0^)

 

追伸

 

写真は今日撮影した脱肛治療中の私です。初回なので顔写真を載せるよう言われたのですが正面は恥ずかしいので横顔で。

 

普段の仕事の中では脱肛にタイミングよく遭遇する機会は少ないので今日はとても楽しく(?)できました。綺麗に収まったお尻を見て毎日一つ一つステップアップしていうこうと思った渡部でした。

 

どうぞよろしくお願いします。

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JASVブログ第178回

 

皆様、大変ご無沙汰しております。

エスエムシー株式会社の谷口笑子です。

 

ここ最近、寒さが感じられるようになってきましたね。

周りを見ても、のどがイガイガするとか体調がすぐれない・・・といった人が増えてきて、こんなことからも季節の変化を感じます。

さて、弊社では毎年この時期になると行う恒例の行事の一つに、社員のインフルエンザワクチン接種があります。

インフルエンザワクチン接種の目的は、自分たちのインフルエンザ感染・発症を予防することも一つですが、養豚にかかわるお仕事をしているからこそという一面も持っています。

 

 

 

インフルエンザウイルスには宿主特異性があり、ヒトはヒトのインフルエンザウイルス、鳥は鳥のインフルエンザウイルスに対する受容体を持ち、それぞれのウイルスに感染します。

しかし豚は人や鳥のインフルエンザに対する受容体も持っていて、このことが新たなインフルエンザウイルスを生み出す可能性となっています。2009年に起こったようなパンデミックのインフルエンザの発生もこの特徴によるものであるとされています。

 

注意しなくてはいけないのは、ワクチン接種したからといって油断しないで、日々のうがい・手洗いなどの基本的な健康管理、こちらも忘れないことが重要です。

インフルエンザの季節、そして忘年会の季節です。

寝不足や過労、ストレスの蓄積などに要注意です。

 

豚だけでなく、自分たちの身体も知識も準備してこの時期を過ごしたいものですね。

JASVブログ177回

 皆様お久しぶりです、あかばね動物クリニックの水上です。

「福山先生以外全然更新がないなー」と皆様思っていたかと思います。大変申し訳ありません、これから心機一転して再開していきます。それから、ブログのメンバーがチェンジし第二期メンバーになります!一部古参のメンバーが残りますが、獣医師になりたての先生方も書いてくれます。これからもJASVブログをよろしくお願いします!

 

 ブログもですが毎年私より若い先生方が養豚業界に入ってきています。平成生まれの獣医師も増え、私自身アラサーにもなり、以前より無茶が出来ないことも分かってきました。けれどボーっとしていては若い先生方に追い抜かされていきます。このブログで心機一転の機会に巡り合えましたし、「いつやるの、今でしょ!」という言葉もありますし(もう古いですね)、これからもう一度気合を入れて頑張ります。何を頑張るのか、それは「英語」です。

 ほとんどの情報量は海外の方が多く、例えばPRRSに関して言えばアメリカは多額の投資をして研究をしています。それ以外に多産系の種豚、飼料、アニマルウェルフェアについても海外の方が先を行っていると思います。養豚情勢が厳しい中で行動を起こすには、何よりもまず情報を持っていなければなりません。それを入手する手段は必要不可欠です。

 若手生産者の方には海外の農場で研修を受けるなど、実際に現地に行くこともあると思います。私の場合は先日アジア養豚獣医学会(APVS)に参加してきました。最新知見を仕入れることはもちろんですが、それ以上に海外の先生方との交流を図るまたとない機会です。けれどそれが出来ないことは非常に苦しいものでした。挽回するために再来年の国際新興・再興豚病学会には語学力を間に合わせます!