JASVブログ第184回

 あかばね動物クリニックの水上です。

 今年も残すところ一週間を切りました。とりあえず目の前に連なる忘年会の日々を乗り越えなければ平和で健康的な新年を迎えることができません。体調管理して良い気分で年を越したいものです。

 

さて、毎年恒例のイベントとしてJASVと麻布大学の豚病臨床センター(PCC)共催の豚病症例検討会が1220日に開催されました。今年で7回目となり、PCCに持ち込まれる症例数も年間100件をゆうに超えてきています。各疾病の割合は毎年変わってきていて、近頃は細菌性疾病が目立ってきています。PCCでは一般的な症例が大多数を占めていますが、中には豚ではほとんど報告例がない症例もあります。大学を卒業してからなかなか勉強する機会がない病理学について集中して学ぶことができるので、毎年楽しみにしています。

今回の内容としては、まず特別講演として麻布大学の代田先生が各種疾病の病理検査について細かく説明してくださいました。現場に出て実際に病気の豚を見た後に解剖所見と病理組織を見ることで、なぜ病気によってその症状が出るのか(例えば大腸菌による下痢の発生)を理解し、解剖所見や症状から何の病気かをより正確に推測できるようになります。こういった知識に加えてより多くの経験を積み、診断技術を磨いていきたいと思っています。

症例報告者は私を含めた5人でした。このブログを担当している若手獣医師の渡部先生・大久保先生も発表され、1年目の先生とは思えない堂々とした発表ぶりでした。渡部先生は豚では報告が少ないヘリコバクターの感染例、大久保先生は様々なAPPの症例を報告されていて、もし私が一年目に発表していたらどうなっていただろかとゾッとすると共に、若い先生たちと仕事が出来ることを嬉しく思いました。

 

 第7回豚病症例検討会の報告者

 

新生メンバーになってまだ一周したばかりですが、来年も若手獣医師のJASVブログをよろしくお願いします!

JASVブログ第183回

JASV若手養豚獣医師のブログをご覧の皆さま、はじめまして。

25年度より(株)バリューファーム・コンサルティングに新入社いたしました、

大久保光晴と申します。

まだ獣医師としてできたてホヤホヤです。まずは自己紹介からさせていただきます。

 

私は今年2013年3月に日本大学を卒業し、生まれ育った東京を離れ、事務所のある茨城県に移り住んでいます。

都会育ちのため、茨城に住むことへ、正直不安がありましたが、そこは住めば都、自宅近くにスーパーもあり、『茨城もなかなか悪くないな』と思う、今日この頃です。

 

さて、ご存じの方も多いと思いますが、私の出身大学は、卒業生の80%以上が、小動物臨床、いわゆる“犬猫の獣医さん”となります。

では、私がなぜ養豚獣医師の道を選んだかといいますと、就職活動がきっかけでした。

私は獣医師にはこだわらず、『大きな仕事がしたい!』と思い、商社を中心に就活をしていました。そこで、いろいろな方と出会い、面接を受けているうちに、“現場の大切さ”を感じ、現場で働きたいと思うようになりました。(当然、なんで獣医にならないの?と言う質問がありましたが(笑))

 

そこで、翻って、獣医師の仕事を見渡した時、企業化が進み、尚且つ、まだまだ成長できる分野があることに気づきました。そうです、養豚です。

このとき、まだ養豚専門獣医師の存在を深くは知りませんでしたが、私の友人に、(株)バリューファーム・コンサルティングを紹介してもらい、呉先生に出会いました。

そして、呉先生のお話をいろいろ聞き、実際に実習もさせていただき、養豚専門獣医師の魅力に魅かれ、2013年春、晴れて入社いたしました。

 

しかし、現実はそう簡単ではなかった・・・と思う毎日です。病気だけでなく、分娩回転率やFCR、薬品代に飼料費、etc・・・。

これほど数字と戦うことになるとは思いませんでした。数学が得意だった高校時代に戻りたい(涙)。

 

呉先生に同行させていただいたり、当社の獣医師である奥村先生にサポートしていただいたりと、日々勉強で、まだまだ分からないことも多いですが、どうぞよろしくお願いいたします。

私のプロフィール写真を載せようと思ったのですが、写りの良いものがありませんでしたので、次回掲載させていただきたいと思います。どうしても気になる!という方は、当社ホームページに自己紹介写真がありますので、そちらをご覧ください。

 

では、皆さまにお会いできる日を楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

JASVブログ第182回

寒くなってきましたね。

皆さまご無沙汰しています。サミットベテリナリーサービスの石関紗代子です。

 

JASVブログも新しい顔ぶれになりました。

1期生から第2期生に残留したのは、私と、水上先生の2人です。大学を卒業し、養豚獣医師としてお仕事をさせていただくようになり、もうすぐ7年。ついこの間まで新米だと思っていましたが、弊社にも新しい仲間(3回前のブログを書いている渡部先生)が加わり、そろそろそんな言い訳も通用しない年数になりつつあります。

しかし、いつまで経っても新しい目標が次々に目の前に現れて、後ろを振り返っている余裕もないくらい充実した日々を送れていることを、幸せに思います。ひとえに応援して下さる生産者の皆様、獣医師の先生方、関係者の皆様のおかげです。ありがとうございます。

 

以前このブログでもご紹介した、「5S」についてですが、だんだんと日本の養豚業界に波紋が広がってきています。各地で、色々な方法で、少しずつ取り組みが始められています。私事ですが、このたび、「ベネット社」から畜産版5Sの参考書である「5Sハンドブック」を出版いたしましたので、ご紹介をさせて下さい。編集は畜産版5S研究会であり、著者は私の他に、養豚場の5Sの発祥の地である、林牧場の社長様と林丈志様との共著となっています。本はフルカラーで写真や図を多く使用して、「目で見てわかる」5Sのテキストとなっています。様々なお手本やきれいに保つヒントがちりばめてあります。5Sを始めようとしたものの、どうやっていいかピンとこない、という方は、ぜひ読んでみてください。5Sは良い例を真似することから始めて、そこから自分の農場で使いやすいようにブラッシュアップしていくことが近道です。畜産現場の衛生管理の基礎として、5Sは欠かせないものになりつつあります。

 

 

忘年会シーズン真っただ中です。忘年会は、今年を振り返り、反省もするわけですが、同時に来年へのモチベーションを蓄えるイベントでもあります。楽しみつつ、飲み過ぎず()、来年のステップアップに向けて今年を締めくくっていきましょう。


写真:畜産版5Sハンドブック(出版:ベネット)


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JASVブログ181回

みなさんこんにちは。

 

豊浦獣医科クリニックの古川誠と申します。この度栄えある(?)本ブログの第2期メンバーに選ばれました。穴をあけず次の先生にバトンをしっかり渡せるよう頑張って投稿したいと思います。

 

 

 

今回が初投稿となりますのでまずは自己紹介を。

 

普段は標準語を使っていますが生まれ育ったのは兵庫県の尼崎市というところです。神戸と大阪の中間地点に位置しているので大阪弁と神戸弁がネイティブに使えます。高校卒業後、京都にある大学の工学部に入学して機械工学を専攻していましたが思うところあり中退。その後進むべき道をいろいろ模索していたところ、ある日ふと「そうだ獣医、なろう。」と思い立ち、鹿児島大学に再入学しました。

 

漠然とではありますが卒業後は大動物に進もうと思っていたので、逆に学生の間は小動物をやろうと思い小動物内科系の研究室に所属して大学の附属病院で診療のお手伝いをする日々過ごしていました。

 

就職を考えるころになると日本にはまだ馴染みの薄いコンサルティング獣医という存在に興味を持ち、インターネットでいろいろ調べた結果豊浦獣医科クリニックの存在を知り、面接を申し込んだところ縁あって採用、今に至ります。

 

学生時代ほとんど豚に触れる機会がなかったので、まずは豚になれろ!ということで入社してすぐに神奈川県にあるクライアント農場で約5か月間研修をさせていただきました。

 

最初は慣れない作業で辛く感じることもありましたが、農場の方に非常に良くしていただき、研修期間が終わる頃にはずっとここでもいいな~と思ったりもしていました(笑)。

 

お世話になった農場には担当獣医師として”里帰り”することができ、少しでも農場の力になって恩返しができたらと思っています。

 

現在は神奈川県の農場を中心に担当をさせていただいていますが、東北など県外へもしばしば出張します。だんだん旅慣れてきたのか1週間程度の出張なら5分程度で準備できるという特技を身に着けることができました。

 

 

 

獣医師になって現在3年目、昨日より今日、今日より明日成長できるよう研鑽を積む毎日です。年齢的に新人と名乗るのはやや抵抗がありますが、”遅れてきた新人”豊浦獣医科クリニック古川誠を今後ともよろしくお願いいたします。