JASVブログ第203回

皆さまこんにちは。

(株)バリューファーム・コンサルティングの大久保光晴です。

 

今回は4・5月に実施させていただいた、クライアント繁殖農場での研修について、書きたいと思います。

 

まず、養豚はとにかく数字が重要と言うのが、この研修で良く分かりました!

当農場は母豚1300頭規模、オールAIで自家採精を行っています。この研修まで、交配ストール数や分娩クレート数を漠然と考えていましたが、実は良く計画されているんですね。

ちなみに、当農場はスネーク・パーキングロット方式で妊娠ストールを使用しています。皆さんの農場は、交配ストールをどのように使用していますか?妊娠ストールは、母豚に対して何%ありますか?

きっと、受胎率など各数字を基に、構成されていることと思います。


また、候補豚管理が極めて重要だと分かりました。そう、雄当て(初回発情誘起)が重要なのですね。

研修中、私がこの仕事を担当したのですが、初めは当て雄くんが言うこと聞いてくれず・・・。慣れるまで、たいへんでした。

でも、豚って慣れるとかわいいですよね! 当て雄くんたちも、最後はパートナーとして一緒にがんばってくれました。

皆さんの農場では、雄当て開始から3週間の初回発情頭数は、各ロットの何%ですか?

きっと、綿密な記録や目標・必要頭数があるかと思います。


分娩管理も大切ですね。でも、あくまで母豚管理が重要なのは、皆さんご存知の通りと思います。体型の調整や、分娩後いかに餌を食べさせるか。皆さんもいろいろ情報収集や工夫されていることと思います。

良く管理された母豚から生まれた仔豚の成長には、本当に驚かされますよね! 研修中、担当した母豚の仔豚が、すくすく成長するのが嬉しくて、一人でニヤけていました(笑)。


この研修で学んだことはたくさんあって、書ききれませんが、在学中にほとんど豚に接したことがなかった私にとって、本当に勉強なりました。

添付の写真は、研修した農場の外観です。内装もきれいで、5Sにも取り組んでいます。

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JASVブログ第202回

皆様こんにちは。

サミットベテリナリーサービスの石関紗代子です。

 

先週、JASVベンチマーキングセミナーが東京で開催されました。

養豚場におけるベンチマーキングとは、自農場の成績(生産成績と一部の経営成績)を他農場と比較・分析し、それに基づいて自農場の経営や管理方法を改善する手法のことです。全体の中で自分の立ち位置を知ることができ、優れている点や改善すべき点を抽出することができます。また、自分よりも優れた農場の事例を分析することによって、どのように次の手を打ったらよいのかのヒントを得ることができます。

 

今回はまさにこの「次の手のヒント」を得ることができるセミナーとなりました。最初に、JASVベンチマーキング「PigINFO」の分析をしていただいている動物衛生研究所の山根先生が、JASV独自で蓄積していた過去のデータも含めて2004年からの10年分のデータに基づいて、各生産指標の今までの傾向をわかりやすく解説して下さいました。

その後、主要な生産指標の上位3位の農場の表彰があり、日本養豚事業協同組合(豚事協)からは副賞として豪華賞金が贈られました!

最後に、表彰農場の事例発表があり、成績の良い農場は一体どんなことをしているのか?を、各農場の代表の方自身に直接、スライドや写真を交えてご講演いただきました。

 

自分の立ち位置がわかっても、じゃあ上位の農場がどんなことをしているか?を知る機会はなかなかありません。今回、上位農場の具体的な取り組みを聞けたことで、参加された方は自分の農場に持ち帰ってやってみようと思えるヒントをたくさん得られたのではないかと思います。私もとても勉強になりました!

このセミナーは生の経営数値が出てくることから、ベンチマーキングに参加している(または参加を検討している)生産者限定ですが、会場の座席が足りなくなるほど参加者も多く、議論も活発でとても有意義なセミナーとなりました。

今年参加できなかった生産者の皆様、ぜひベンチマーキングに参加して、来年はぜひセミナーにご参加ください!

儲かるヒントがたくさん見つかるはずです!


ベンチマーキングに関するお問い合わせは、JASV事務局まで

pig.jasv@r7.dion.ne.jp 


㈲サミットベテリナリーサービス

石関 紗代子

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