JASVブログ第240回


みなさま、はじめまして。


昨年4月に()サミットベテリナリーサービスに入社致しました数野由布子(かずのゆうこ)です。

石関先生よりバトンを受け、ブログに参加させていただくこととなりました。 

学生時代からこの「若手養豚獣医師 涙と笑いの奮闘記」ブログの読者だったので、自分が書くこととなり不思議な気持ちでいっぱいです。


まずは自己紹介から失礼します。

生まれは東京ですが、埼玉、群馬へと引っ越し、中高の6年間は札幌で過ごしました。大学は神奈川県の麻布大学を卒業しました。

入社後の7か月間は岩手県の養豚場で現場研修をし、11月から懐かしい群馬での生活がスタートしました。

これだけ様々な所で生きてきたのでどの土地でも順応できる自信があります笑



初回ということで、なぜ私が養豚獣医師になりたいと思うようになったのかについてお話しします。

私は子供のころから漠然と、なんだかかっこいい動物のお医者さんになりたいと思いながら育ちました。

とはいえ、大学に入った当初は豚に興味をもつなんて微塵も思っていませんでした!

しかし、私は食べることが大好きなので、だんだんと畜産の道に進みたいと思うようになりました。


中でも豚の道に進みたいと思うようになったのには、2つのきっかけがあります。

ひとつ目は3年生のときに入室した研究室です。

麻布大学では3年生のときに研究室に入らなければならず、牛か豚かで悩んだ結果、伊東正吾先生率いる内科学第一研究室に入室しました。

そこで4年間を過ごしながら、豚肉のおいしさと豚の面白さを学びました。 


ふたつ目が養豚コンサルタントという仕事について知ったことです。

学年が上がり、自分の将来を考え、豚に携われる仕事に就きたいと思い、共済や家畜保健所へ実習に行っていました。

そんな中、5年生になった時に養豚コンサルタントの先生方がいる!ということに気が付き、サミットベテリナリーサービスの石川先生と石関先生の下に実習に行かせていただきました。

ワクチン接種、妊娠鑑定という仕事から、病気のコントロールや換気指導、豚舎設計にまで至るコンサルティング、農場HACCPの指導など内容は多岐に渡り、とても驚きました。

今でも鮮明に覚えている石川先生からのお話があります。

実習中に訪問した農場の事務所にこれまでの成績が貼り出されていました。

石川先生はその成績表を見ながら、「このときに成績が下がったけれど、こうやって指導したことで成績が改善していった」ということについて話してくださいました。

何が原因で成績が下がったのかを究明し、生産者のみなさんと経営を含め一緒に考え、信頼され、みんなで改善していこうという姿とみて、なんて素敵な仕事だろうと目から鱗でした。

そして、養豚界の中で女性養豚管理獣医師としてご活躍される石関先生の姿は、私の憧れの的になりました!


群馬に来てから半年がたち、今は3人の先生方の後ろについて勉強させていただいています。

特に一緒にいる時間の長い渡部先生には、豚のことから車の運転の仕方まで教えてもらい大変頼れる先輩です!

石川先生の奥様には生活面で、スーパー事務員の山下さんにはパソコンなどの技術面でいつも支えていただいております。

最近はワクチン接種や妊娠鑑定、解剖など一人で行うことが増えてきており緊張の日々です。

少しでも早く独り立ちして、役に立てる養豚獣医師になれるように精一杯頑張ります!どうぞよろしくお願い致します。



(大好きな岩手山を背景に石川先生と)

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posted by JASV at 10:54Comment(0)日記

JASVブログ第239回

皆さまこんにちは。

㈱バリューファーム・コンサルティングの大久保光晴です。

今年4月でついに4年目となりました。

おかげさまで、任される仕事も徐々に増えてきました。

今回は今弊社で取り組んでいるグループシステムへの組み換えについて、

書きたいと思います。

 

皆さまはすでにご存じかと思いますが、グループシステムとは

母豚の交配・分娩を集中させることで、比較的小規模の農場でも、

オールイン・オールアウト(特に肉豚舎)を可能にするシステムのことです。

これにはツーテン、スリーセブン、フォーファイブがあります。

ひと昔前は、例えばスリーセブンなら、通常離乳日に対して、

1週前の離乳は遅らせ、1週後の離乳は早めることをして、

無理やり交配をまとめていたため、とても母豚・子豚に負担が掛かり、

かなりたいへんだったとのことです。

(私はその苦労を知らず、今に至っていますが...

 

しかし、今は動物用医薬品を輸入すること(生物学的製剤は不可)が

許可され、海外で使用されている豚用経口黄体ホルモンが使用できる

ようになり、そのおかげで、この組み換えが非常に簡単になりました。

 

今、畜産を取り巻く環境が大きく変わろうとしていますが、

今後の養豚を勝ち抜くための武器として、私もグループシステムの普及に

貢献していきたいと思います。弊社クライアントでは、

1農場は166月前半でウィークリーからスリーセブンへの組み換えが終了し、もう1農場は166月からウィークリーからフォーファイブへの組み換えが開始します。

 

この取り組みは、JASV衛生セミナーでの弊社代表の呉の発表が、

JASV会報24号にも載っていますので、ご興味のある方は、是非ご入会され、ご覧になってみてください。

 

今後もさまざまな変化があると思いますが、その変化を楽しんで、

仕事に取り組みたいと思います。

 

 

JASVブログ第238回

皆様こんにちは。サミットベテリナリーサービスの石関紗代子です。

 

私は今年で養豚獣医歴10年目になりました。今回をもちまして、この“JASVブログ”を卒業しようと思います。

(もちろんお仕事は辞めませんよ~!)

 

思い返せば色々な出来事がありました。

11日がとても充実して新たな勉強に満ち溢れており、時間の流れが本当にあっという間でした。養豚場での研修に始まり、今に至るまで、色々な養豚場でコンサルティングのお仕事をさせていただいて、生産者の皆様と一緒に多くの経験を積むことができているおかげです。

その間、サーコウイルスの大きな被害とワクチンの劇的な効果を目の当たりにし、また口蹄疫、PEDなどの海外からの疾病の侵入も経験しました。一方で、PIG SIGNALSシリーズをはじめとした翻訳書や著書(共著)、各種記事を書かせていただいたり、新聞に特集していただいたり、大学院を修了したり、国際学会で賞をいただいたこともありました。そして何よりもありがたいことですが、日本中、世界中の多くの方と素敵な出会いがたくさんありました。

 

このような貴重な経験をたくさんできたことは、ひとえに日頃まわりで応援して下さる生産者、獣医師、関係者の皆様のおかげです。この場をお借りしてあらためて感謝をお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。

 

この10年目の年を一つの区切りとして、

さらにグローバルな視点を持ち科学的かつ結果につながるアドバイスのできる獣医師になれるよう、いつも応援して下さる日本の養豚生産者の皆様のおいしい国産豚肉の継続的な生産にご協力できるよう、今後も研鑽していきたいと思います。

これからもご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い致します!

 

次回のブログからは、昨年弊社に入社した後輩獣医師である数野由布子にバトンを渡したいと思います。JASVの若手獣医師と共に、暖かい応援をよろしくお願いいたします。

それでは、今まで応援して下さった皆様、どうもありがとうございました。今後ともJASVブログをよろしくお願い致します。

 

㈲サミットベテリナリーサービス

 

石関 紗代子


(豚舎でのお仕事中に)

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