JASVブログ第242回

 こんにちは、あかばね動物クリニックの水上です。

 毎年言っているような気がしますが、今年も暑いですね。国内は空梅雨のようで、夏本番になってからの断水が心配になります。世界を見渡せば、気温が50℃を超えて死人が出ているところがあるようです。怖いもの見たさですが、一度どのような場所か行ってみたいですね。


 酷暑は辛いですが、暑くなければ始まらない!というものもあります。

 まずはビアガーデン。夏限定で開催されるところが多く、屋外でビールが楽しめます。暑い夜、そんな時こそビールを飲んで気分爽快!ただ都会にしかないのが玉に瑕です。

 続いてBBQ。山や河原など自然の中で肉を焼く!それだけで普段食べる肉より何倍もおいしく感じるという素敵なイベント。アメリカでは一家に1種類BBQソースがあるほど、BBQ文化が浸透しています。日本でもBBQの新しい資材が発売されていて、少しずつBBQが認知されてきています。子供たちよりも子供の気持ちを持った大人が楽しんでいるような気がします。

 最後に夏祭り。浴衣や甚平、屋台や花火に祭囃子。祭りの気分というものは替えがたいものですね。ここで養豚場ならではの夏祭りとの関わりをご紹介します。

 夏祭りの風習は場所や規模によって異なると思います。神輿が出る、手筒花火を打ち上げる、盆踊りがある。こちらの地域の村の夏祭りでは「もち投げ」があります。そのもち投げは、ただもちを投げるだけではありません。もちに番号がついていて、その番号の景品がもらえます。その景品の一つが豚肉です。近くの養豚場が協賛となって毎年提供しています。本当の地元で育った豚を食べてもらうというまたとない食育の機会、そして良い意味で養豚場を認知してもらう機会です。

一般の方が養豚場と関わる機会はあまりないと思います。積極的に地域とのつながりを作っていくスタイル、これからも続けていってほしいと思っています。

posted by JASV at 21:38Comment(0)日記

JASVブログ第241回

 JASVブログの読者の皆様こんにちは。イデアス・スワインクリニックの早川です。まだまだ暑さを受け入れられずに、暑い日はぐったりしております。


 さて、去る7月6日に地元千葉県旭市で肉豚共進会が開催されました。参加農場数34軒、出品頭数40頭、協賛団体およそ70団体となかなかに盛況な会となりました。今回の共進会がこれまでの地元の共進会と異なった点が実は2つあります。

ひとつは、これまでは旧干潟地区という市町村合併(平成17年)前の旧旭市の北側に位置していた地区の枠の中で行われていた共進会が、現在の旭市まで範囲を広げた共進会になったことです。このように、市町村合併はしてもその中の養豚団体はなかなか実質的な合併が進まなかったというのがこの10年間でした。が、これからは「旭市」として市内の生産者が一体となって地域防疫に力を入れていく機運が高まっていることもあり、旧干潟地区の養豚組合と旧旭地区の養豚組合が近々合併することになりました。今回の共進会はその動きを象徴するような一面がありました。

もうひとつのこれまでと異なる点は、個人的な話になりますが、私が初めて出品者としての立場と協賛者としての立場で参加した、ということです。残念ながら私は自農場での選豚に参加できませんでしたが、並んでいる枝肉に対して「ウチのはどうかな?」という目線を持って見るのは新鮮でした。協賛者というのは、今年からクリニックとして養豚組合に関わらせていただくことになり、協賛者に入れていただけたためです。どちらの立場も、これまで半分お手伝い、半分お勉強として会社から派遣されていたときよりもぐっと身近になった感じがしました。


さて、共進会と言えば見所は・・・・・枝の切り返しです(私だけでしょうか?)!これまでは人身御供のように若手が駆り出されていましたが、今年は色々な人が現地入りしており、人手には事欠きませんでした。が、わいのわいのと切り返しているのを見ていた小柄な女性が1人、止める間もなくよいしょと枝肉抱っこにチャレンジされたときは衝撃が走りました。案の定お顔の上に枝肉が乗っかってそのまま倒れそうになってしまい、あわてて多数の男性がヘルプに走り寄りましたが、脊椎の走っていない肉塊ほど扱いにくいものはありませんね。私も一度チャレンジして「もう二度とやらない」と思った記憶があります。この女性の勇気には拍手を送りたいです。


 審査・結果発表のあと時間があったので、格付け協会の先生に肉の見方を質問する時間があり、活発な質問が出ました。例えば、内股の「アタリ」は何故出るのか(股開き?とのことでした)、肉色の濃い・淡いはどこで判断するのか、サシの入り具合はどこを見るのか、「水っぽい肉」とはどのような状態か、など。なかなかない機会で、私も大変勉強になりました。今回審査に当たって下さった格付けの先生がこれまたお若く小柄な女性で、業界の女性進出を感じて密かに嬉しくなったりもしていました。


 共進会で一番「いいなあ」と思うのは、他者からの評価が作り手のやり甲斐やモチベーションを明確にしてくれる場であることです。皆さん「優勝は持ち回りみたいなものだ」と冗談を言うものの、いざ順位が付くと真剣そのもの。やれ誰々が今年も持っていった、やれ誰々は2席も持っていった、やれ大貫を出してしまった、などと大いに盛り上がります。農産物の中でも特に食肉は、加工・保存や流通が必須かつ複雑で、生産現場と消費者が離れてしまいがちです。日頃自分の作っているモノに対する評価や「ありがとう」がなかなか伝わって来ないだけに、貴重な機会だと思います。


 さて、気になるウチの豚さんは・・・・9席と14席に入りました。次は私が選豚してみたいです。

 ともあれ主催者、参加者、協賛団体の皆様、本当にお疲れ様でした。
posted by JASV at 10:36Comment(0)日記