JASVブログ173回

こんばんは、栃木の福山です。

最近は非常に寒暖の差が激しかったり、強風に見舞われたりと不安定な天候が続いていますが皆様いかがでしょうか。

那須は先週末から桜が満開状態になり、今週一杯は見頃ではないでしょうか。

例年桜の開花は南から順に東京、埼玉、宇都宮、那須と見られるのですが、今年は違って栃木県〜茨城県にかけて一斉に桜が咲いたように感じます。

 

私も今年で養豚の仕事の始めて10年になりますが、最初から心に留めている事は「常識を疑え」ということです。みなさんも養豚を始めたばかりのころ、まだ豚舎での作業が新鮮だったころに感じなかったでしょうか。先輩から教えられた事に疑問を感じて「それって本当かな」とか、その作業はなんか変じゃない、とか。私が初めて養豚の常識を疑ったのは、ある時分娩頭数が3頭しか生まれなかった時に農場主の方が「妊娠中に胎児が4頭以下だと妊娠を維持できないと教わったことがあります」と聞いたときでした。私はそのような事を教わったことがなかったので、そんな説があることにむしろ驚きました。そんなことでこれまでに幾度も昔の養豚の常識が今では通用しないことを経験しました。常識に捕われていると、成績を改善するための新たなステップを踏み出せない事がよくあります。常識を疑い、それを確かめ、納得がいかなければ新たなステップを踏み出すということを繰り返していくことが進歩ではないでしょうか。

しかしこのような考えで本当に良いのだろうか、と時々不安に感じることがあります。そんなときにテレビで元読売巨人軍のピッチャー桑田真澄さんが東大で指導したという内容の放映がされていました。そこで桑田さんが言ったことはまさに「野球界の常識を疑え」という言葉でした。桑田さん本人も小さい体で常識通りのピッチングしていては成長できなかった、云々はさておきこれを聞いて自分は間違ってなかったなあと安堵した次第です。

もう一つテレビで高級リゾートホテル「星のや」の社長に密着した番組がありました。そのなかの社長の仕事で全国にある星のやグループのホテルや旅館をまわって、自分がお客さんの目線で良い取り組みをしていると思った事について写真付きで他の施設のスタッフ紹介するということがありました。これを見て、農場で悪いところを指摘するばかりではなく、他の農場でこんな良い事をやっていた、貴農場でもできるのでやってみては、と勧める事は大事なんだなと思いました。今までは農場に取って興味のないことを紹介してもあまり報われないんじゃないかという気持ちがありましたが、それからはどんどん良いことを紹介するようにしました。そして農場側に興味はなくても、これをやればきっと良くなると思った事は積極的に繰り返し話すようにしています。

普段テレビはあまり見ない方ですが、たまにはテレビを通して自分自身の気持ちや言動を見直すのも良いのではないかと思った今日この頃でした。

この記事へのコメント

  • トン太

    TITLE: まさに
    その通りだと思います。生産成績が伸び悩んでいる農場はこれが原因ではないかと…。養豚の飼養管理は常識はずれで良いと思います。
    2013年05月01日 14:15
  • 宮城E

    TITLE: 無題
    おつかれさまです。
    最近ぼくが疑っている常識は
    移行抗体が子豚のワクチネーションのじゃまをする、いわゆる「ワクチンブレイク」は本当か?
    です。現在わたしたちが見ている抗体価は複雑な免疫のほんの一部分でしかありません。
    抗体価が上がらない、ワクチンが効いていない。
    現場を見ていると、本当は効いてるんじゃないのかな。数字だけで判断しちゃって本当に平気なのかなー。です。
    2013年05月04日 13:41

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