JASVブログ第205回

こんにちは。

㈱ピグレッツの森野寛子です。

 

千葉県で猛威をふるっていた豚流行性下痢(PED)も、新たな感染の報告は7月半ばより無くなり、県全体では小康状態になったかと思われます。

ただ、同様のことが今後いつおこるやらも知れず・・・いっそうの警戒をしていきたいところです。

 

さて

少し前の話になってしまいますが、「面白いよー」とのふれ込みをうけて、映画「銀の匙」を見に行ってまいりました。

 

映画の舞台は、北海道の農業高校。

主人公は、受験競争に疲れ果て、教育熱心な両親にもうんざりし・・・「全寮制で家を出られる」ということだけにひかれて農業高校への進路を選んだ八軒(はちけん)くんという高校生です。

 

人気漫画が原作ということで、基本的にはコミカルなストーリーですが

農業、特に畜産の現状を真っ向からとらえたシビアな場面がしばしば出てきます。

学校で飼育している豚を屠殺する、というシーンでは、電気ショックを与え放血死させるという生々しい場面が出てきたり

また、八軒くんの同級生で酪農家の息子である駒場くんの実家は

お父さんが亡くなって経営が苦しくなってしまい、農場を手放すと共に高校を退学せざるをえなくなる、という場面もありました。

 

「そりゃーないだろ」とつっこみたくなるところも多少はありましたが

おおむねは実際の農業や畜産の現場を映し出しており、いろいろ考えさせられる面白い映画でした。

 

そこでふと、同じ映画館で観ているまわりの人たちを思い・・

世間一般の人たちが、どれくらい畜産の現場を知っているのだろうか?と考えました。

 

私の周りにも

「ホルスタインならみんな(オスでもメスでも)牛乳が出る」と思っている人もいて

「哺乳類なんだからさ~、子どもを産んだ後のメスしかおっぱいは出ないんだよ。」

と答えると「えっ!そうなの?」なんて驚かれることも。

 

ふだん豚肉や牛肉や卵を食べて牛乳を飲んで、こんなにも日常生活でお世話になっているにもかかわらず、豚をはじめとする家畜たちがどうやって飼われているのか、どうやってお肉になるのか、世間の人々はほとんど知らないのではないでしょうか。

 

畜産の現場と食卓がもっと近くなり、「畜舎はくさい!」ではなく

「あの建物のなかで美味しいお肉を育ててくれてるんだなぁ」と思っていただけるように、私も出来るだけのことをしていきたい、そう思いながら映画館を後にしたのでありました。

 

ちなみに

先日髪を切りに行った美容院で、美容師さんに「何のお仕事をされているのですか?」ときかれたので

「豚の仕事をしています。」と答えたら

「うちのおじいちゃんちで、以前豚を飼ってたんですよ~、おうちの横に豚がいてねぇ・・」なんて返事がかえってきました。

さすが千葉県旭市!家畜がたくさんいるから、畜産も身近なんですね。

なんだか嬉しくなりました

この記事へのコメント

  • 森野

    TITLE: Re: 志賀先生の講演ではお世話になりました
    コメントありがとうございます。
    コメントに気づくのが遅れまして申し訳ありません。

    確かにしっぽは短いですね。
    私の知っている農場でも「豚のしっぽって必要あるの?」といって短くされているスタッフさんがおられます。
    農場で管理しやすい(お好みの)長さがあるのでしょうね。

    いずれにしても、限界はあるとは思いますが
    できうる限り快適な環境で管理してあげたいと思う次第です。
    2014年11月06日 09:47

この記事へのトラックバック