JASVブログ第253回

こんにちは。サミットベテリナリーサービスの数野由布子です。


今年は気温が上がるのが早く、すでに真夏のように日差しの強い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?


2017年も半分が過ぎようとしていますが、私は3月に初めてJASV年次大会という大舞台で発表させていただく機会があり、「ベンチマーキングからみた多産系母豚を導入した農場の生産成績の傾向」という内容で発表致しました!


一部ではありますが、発表内容を紹介させてください。


近年、多産系母豚の導入が増加傾向にあり、高い産子数を達成するものの、1腹当たりの生存産子数の多い農場ほど哺乳中事故率が高い傾向があることが明らかになっています。


多産系母豚を導入しているA農場の事例では、分割授乳の実施、子豚の保温の徹底、生時体重を増やしたこと、母豚の飼育環境を改善したことにより、哺乳中事故率に改善が認められました。

多産系母豚は産子数の多いことが特徴かつ利点でありますが、多く生まれた子豚を哺乳中に死亡させないため、これらの基本管理の見直しが有効であると考えられました。



今回、データを分析する中で改めてベンチマーキングの重要性を感じました。自農場の成績を継続的に記録することで、対策実施後の成績改善を数値から明らかにすることができます。

また、ベンチマーキングに参加することで、他農場の成績と比較・分析が可能になります。


5月にはJASVベンチマーキングセミナーが東京で開催され、5つの生産指標の上位3位の農場が発表されました。

表彰農場の中から、実際に取り組んでいることが紹介され、参加者の皆さんからも多くの質問が飛び交い、私も勉強になるセミナーとなりました。


私自身もデータ収集の作業に携わらせていただいていますが、年々ベンチマーキングに参加される農場が増えてきています。ご興味ある方は、JASV事務局(TEL046-290-5630 MAIL: pig.jasv●r7.dion.ne.jp(●を@に変えてください))までお問い合わせください!



※今月、石川先生が還暦をむかえられ、みんなでお祝いパーティをしました!

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