JASVブログ第259回

皆さんはじめまして。

今年1月から()豊浦獣医科クリニックに入社致しました田村美穂です。


前回の平石先生に引き続き、初めてとなりますので、まずは自己紹介をさせて頂きたいと思います。

生まれは東京都です。大学も都内にある東京農工大学に入学し、2014年に卒業しました。

私が養豚獣医師という仕事に関心を持ったきっかけですが、大学生の頃に人伝に聞いた「養豚は群管理」に興味が沸き、調べていくうちに何千頭、何万頭という大群に対して疾病コントロールや飼養管理に獣医師が貢献できることにやりがいがありそうだと感じたことです。

前職の製薬メーカーで豚に関わらせていただいたことも養豚獣医師への転身のきっかけになりました。

入社してからクリニックの先生方と一緒に農場に何件か入らせていただいて、獣医学的な知識のみならず、豚の生態や行動を理解した上での基本的な飼養管理の大切さを実際に肌身で感じています。豚は可能性を多く秘めているので、知れば知るほど面白い畜種だと思って日々勉強させてもらっています。


現在、9月までの農場研修を終え、クリニックの先生方の巡回に同行させていただきながら、養豚獣医師としての仕事を覚えている最中です。()豊浦獣医科クリニックはベテランの先生方ばかりなので、膨大な情報量を理解しようと必死ですが、一つでも多くの知識や経験値を吸収しようと日々食らいついています。

一人前になるにはまだまだかかりそうですが、一日でも早く皆様のお役に立てるように精進していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

posted by JASV at 22:59Comment(0)日記

JASVブログ第258回

皆さんはじめまして。

昨年4月から千葉の養豚専門の家畜診療所(株)ピグレッツに入社致しました平石竜也です。

こちらのブログ更新が初めてとなりますので、まずは自己紹介をさせて頂きたいと思います。
生まれは東京ですが、中学2年生~高校卒業まで海外で過ごし大学は北海道の酪農学園大学を卒業しました。
趣味は海外旅行とテニス、ロードバイクなどで今後週末に自転車で九十九里のサイクリングロードに行き爽快感を味わいたいと思っています。
私が養豚獣医師を目指した理由ですが、私は肉の中でも豚肉が一番好きで、おいしい豚肉を食べてみたいとの思いから養豚獣医の仕事に興味を持ったのがきっかけでした。その後、学生時代にピグレッツで何度か研修をさせて頂き、実際に農場に入り離乳前後の子豚の可愛さに魅了され養豚獣医として働く決心がつきました。
実際に働き始めて、千葉県北東部の養豚場の密集度合に驚きましたが技術を向上させるには素晴らしい環境だと思いました。また、様々な養豚場がありますが分娩舎で豚用にクーラーを設置している農家さんもおり学校の教科書に書かれている以上に現場では様々な工夫をされているのだと再認識しました。
現在ピグレッツで母豚の個体診療や妊娠鑑定、病勢鑑定にワクチン接種などを行っていますが、今後これらの技術に磨きをかけ皆様のお役に立てる養豚獣医師になれるよう精一杯努めたいと思います。
何卒よろしくお願いいたします。

posted by JASV at 07:03Comment(0)日記

JASVブログ第257回

 こんにちは、あかばね動物クリニックの水上です。


721日にJASV15回通常総会・活動報告会が開催されました。加えて記念公演が2題、「海外における動物用抗菌剤使用量モニタリングと薬剤耐性菌対策(杉浦勝明先生)」「持続可能な畜産のためのJGAP認証(澤田一彦先生)」がありました。薬剤耐性(AMR)対策とJGAP、どちらも今の養豚業界でホットな話題です。今回は前者のAMRについて少しだけ掘り下げてみます。


AMRが注目され始めた背景の一つは、人への薬剤耐性菌による被害拡大です。英国の調査チームが発表した「抗菌薬耐性レビュー」があります。この報告では、耐性菌による世界中での死亡が2013年時点では70万人であり、十分な対策がなされなければ2050年には1000万人にのぼるおそれがあると言われています。またone healthと言って人の衛生、家畜の衛生、野生動物の衛生に関わる関係者が連携共同して統合的に取り組むことが推進されてきています。


薬剤の使用方法についての方針も見直されつつあります、「適正使用」から「慎重使用」です。慎重使用については農林水産省から基本的な考えが提示されています。適正とは滴定で正当なこと、つまり法令及び用法・用量を遵守し、使用上の注意に従って使用することです。慎重とは注意深く、軽々しく行動しないこととあります。それは抗菌剤を使用するべきかどうかを十分検討したうえで、抗菌剤の適正使用により最大限の効果を上げ、薬剤耐性菌の発生を最小限に抑えるように使用することです。このように挙げると難しいことのように聞こえ、少し敬遠されるかもしれません。けれど慎重使用とは何が何でも使う量を減らすということではなく、使うべき時はしっかり使うことです。ダラダラ使うことをやめて、短期集中投与にすることで、病原微生物を一気にたたくことができ、薬剤コストを抑え、薬剤が効きづらくなることが少なくなる。このようにメリットも出てきます。まずは農場にはどのような病原体がいて、どのような抗菌剤が効果的かを再確認することがスタートになります。

posted by JASV at 14:02Comment(0)日記