皆さまこんにちは。
㈱バリューファーム・コンサルティングの大久保光晴です。
今年4月でついに4年目となりました。
おかげさまで、任される仕事も徐々に増えてきました。
今回は今弊社で取り組んでいるグループシステムへの組み換えについて、
書きたいと思います。
皆さまはすでにご存じかと思いますが、グループシステムとは
母豚の交配・分娩を集中させることで、比較的小規模の農場でも、
オールイン・オールアウト(特に肉豚舎)を可能にするシステムのことです。
これにはツーテン、スリーセブン、フォーファイブがあります。
ひと昔前は、例えばスリーセブンなら、通常離乳日に対して、
1週前の離乳は遅らせ、1週後の離乳は早めることをして、
無理やり交配をまとめていたため、とても母豚・子豚に負担が掛かり、
かなりたいへんだったとのことです。
(私はその苦労を知らず、今に至っていますが...)
しかし、今は動物用医薬品を輸入すること(生物学的製剤は不可)が
許可され、海外で使用されている豚用経口黄体ホルモンが使用できる
ようになり、そのおかげで、この組み換えが非常に簡単になりました。
今、畜産を取り巻く環境が大きく変わろうとしていますが、
今後の養豚を勝ち抜くための武器として、私もグループシステムの普及に
貢献していきたいと思います。弊社クライアントでは、
1農場は16年6月前半でウィークリーからスリーセブンへの組み換えが終了し、もう1農場は16年6月からウィークリーからフォーファイブへの組み換えが開始します。
この取り組みは、JASV衛生セミナーでの弊社代表の呉の発表が、
JASV会報24号にも載っていますので、ご興味のある方は、是非ご入会され、ご覧になってみてください。
今後もさまざまな変化があると思いますが、その変化を楽しんで、
仕事に取り組みたいと思います。