JASVブログ第237回

 ()あかばね動物クリニックの水上です。

 新年早々、周囲で怪我が多発しています。どんなものかというと、移動中に豚が勢いよく開いていた柵にぶつかり指を挟んだ、柵を足に落として骨にひびが入る、高く積まれた乾燥ベールから落ちたなど。今年は冬にもかかわらず温かな陽気が続いていましたが、急激に冬らしくなったため、体が慣れていなくて動かないことが多いようです。そんな私も朝起きたばかりの時間は、まるでロボットのようにカクカク動いています。

 寒くて体が思うように動かない時、皆さんはどうしますか?暑いシャワーを浴びる、外に出て朝日・冷気を浴びる、温かいドリンクを飲むなどいろいろあります。古くからの知り合いは「朝活」と称して、手の込んだ朝ごはんを作っているようですがまねできません。私はラジオ体操をします。「古臭い」「効果あるの?」という声も聞こえてきそうですが悪いものではありませんよ?

 確かにラジオ体操は古いです、なにせ旧ラジオ体操は1928年に、現行のラジオ体操は1951年に開始されたものです。これだけ長く愛され続けている文化はそれほど多くはありません。第一と第二があり、それぞれ315秒ほど、合わせても7分弱で手軽にできます。そのためか、体を動かす業種では朝礼時にラジオ体操を組み込むことが多いようですね。広い場所を必要としないので、どこでもできます、室内でもできます。簡単で覚えやすい動作なので誰でもできます。(皆さんも小学生の頃、朝6時に集まって皆でラジオ体操をしたことを覚えていませんか?その記憶だけでできます)。かといって小さな動きではなく全身を使います。皆でやると少し恥ずかしい気持ちになりますが、まじめにやれば競歩並みのエクササイズになります。

 幼いころから父は仕事に向かう前にラジオ体操していて、それを見て私は「ダサいなー」と思っていました。けれど今になって私がやっていることを考えると、世代を超えて愛されるラジオ体操ってすごいな…と思っています。

 

 なんにせよ、怪我をしては何もできなくなってしまいます。自分に合った「準備」をしてみてください。

JASVブログ第236回

 

 JASVブログをご覧の皆様、イデアス・スワインクリニックの早川結子です。

 

 世間はもう12月。暖かめだった11月から一転、雨混じりの北風が吹きつける厳しい寒さとなったり、寒さそのものより気温の変化の激しさが人にも豚にも大きなストレスになっています。そんな冬の到来を祝って、つれづれなるままに、冬について書いてみようと思います(今回はかなり軽いタッチで書かせていただいております。)


 冬といえば・・・鍋ですね!鍋は最強の時短レシピで、材料を刻んで一つの鍋に放り込み、ぐつぐつ煮れば出来上がり。根菜も葉野菜もきのこも魚介も肉も豆製品も一挙に食べられるという優れもの。最近は色々な鍋のもとが売っていて、手軽にバリエーションが楽しめるのが嬉しいところ。テーブルの真ん中にごん!と鍋一つ置き、あとはごはんと取り皿で配膳が済むなんて、もちろん片付けも超ラクで、食べれば「やっぱ鍋だねえ~っ」とほっこり幸せになれる・・・鍋最強です。が、鍋で幸せになるのに欠かせないものが一つだけあります。それは・・・おいしい豚肉です!うまい肉を食らうと人はなぜこんなにも幸せになれるのか。細胞が快哉を叫ぶというか、ヒトは肉を求めて進化してきたに違いないと、実感する瞬間です。とりわけ豚肉は魚介との相性がよく、寄せ鍋には本当に持ってこいです。またこの仕事を始めてから、家族が豚肉を食べてほわ~っとなっている様を見ることで幸せが倍増するようになりました。

 

 冬と言えば・・・こたつ、でしょうか?実は我が家は「こたつは堕落を招くゆえ禁ずる」という家訓があります。これは私が千葉でモルモットと2人暮らしを始めたころに作ったもので、家族が増えた今でも厳格に守られています。が、寒さが厳しいときはホットカーペットをぽちっとし、その上に毛布をかけてぬくぬくと収まったりしており、これではこたつとなんら変わらぬので、いっそのことこたつを導入してしまおうかと思うこともしばしばです。が、もし我が家にこたつが導入されたら・・・と想像すると、まず3匹の猫たちがこたつに消え、猫を押しのけて娘たちが2か所の間口を占拠し、残ったスペースに私と主人が収まり、ぎゅうぎゅうのこたつから誰一人立とうともせず、食事も入浴も下手したらトイレもままならぬままひたすらぬくみを貪り睡魔に負け続ける堕落集団が出来上がること間違いなし。というわけで今年もこの家訓は守られることでしょう。私がよそでこたつに入る機会を得たとき、反射的に首まですっぽり入ってしまうのをとめられないのは、普段から徹底した禁こたつ欲生活をしているためとご容赦下さい。

 

 最後に冬と言えば・・・・ヒートテックですよ!このハイスペック下着のおかげで冬季の活動限界温度がどれほど引き下げられたことか。素材の薄さと裏腹に本当に暖かく(というか、寒くない)、防風機能のある上着とセットで上下に仕込めば冬の寒空もなんのその。豚舎内でちょっと体を動かせば汗ばんでくる勢いです。このミラクルな素材の原理を知ろうとネットをさまよっていたら、養豚における温度管理にも応用できそうな熱力学が詰まっていることがわかりました。が、ここまで非常に軽いノリで来てしまったので、小難しい話は無しにしましょう。とにかく、ヒートテックは暖かい!まだ未体験の方には強くおススメします。

 

 そんなわけで、寒い冬はこたつに入らずヒートテックを着て元気に働き、おいしい豚肉のたっぷり入ったほかほか鍋で乗り切りましょう!

JASVブログ第235回

みなさんこんばんは。㈱豊浦獣医科クリニックの古川誠です。11月に入っても日中はまだ汗ばむような陽気が続いていましたが中旬に差し掛かるころになってようやく気温も下がり始め、秋が終わりに冬の入口に一歩また一歩と近づいているなと感じる毎日です。

 

さて、先月末の話になりますが、フィリピン・マニラで行われたアジア養豚獣医学会(APVS)に参加する機会がありましたのでそのことについて書かせていただこうと思います。

 

農場視察や研修などで海外に行く機会はこれまで何度かあったのですが、学会参加のために海外に出るのは初めてだったので出発前からとても楽しみにしていました。

APVS自体に関しては、欧米諸国の養豚先進国と比較するとアジア全体の養豚産業はまだまだ黎明期という感じで目新しい知見などはそれほど多くなかったように思いますが、各国の養豚事情や概況をまとめて知ることができ、またアジアにおける日本の立ち位置もずいぶん見通しが良くなったような気がしました。

パーティや講演予定の時間が毎回遅れるなどアジア的なというか、良く云えばのんびりした、悪く云えば適当なところも多々ありましたが、イメージしていた海外の学会の華やかな雰囲気は存分に味わうことができて個人的にはとてもいい学会だったように思います。今回は日本人の発表も多く存在感を示していて、いつか自分も発表しなくてはならないなと来たるべき機会に向けて思いを新たにしました。

 

今回のAPVSはフィリピン・マニアで行われるということで、フィリピンの養豚のある点に関して着目をしていました。

それはアニマルウェルフェアに関してです。

フィリピンに関する情報を仕入れておこうと、出発前と飛行機の中で水谷竹秀著「日本を捨てた男たち フィリピンに生きる『困窮邦人』」と同じ著者の「脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち」の2冊に目を通していきました。

後者は仕事をリタイアし余生をフィリピンで過ごしている人にフォーカスを当てています。作者の水谷竹秀は、いろいろな事例を挙げながらフィリピンでの老後生活は日本人が思い描いているほど甘くはないよと釘を刺す一方で、現地に順応し悠々自適にそして幸せに暮らしている人々も紹介していて読後感は悪くなく、こういう余生の過ごし方もあるのだなと考えさせられます。しかし、前者はタイトルが直截に示す通り、現地で強盗にあった、仕事で騙された、日本で罪を犯し逃亡してきた、日本のフィリピンパブで知り合った女性を追いかけてきた、などさまざまな理由でフィリピンにやってきたものの、やがて所持金も果て帰国することも不可能なほど困窮状態に陥った日本人を徹底取材した迫真のノンフィクションで、読後ズシリと心に重さを残す内容でした(作中示されたデータによると、2010年度に在外公館に駆け込んできた困窮邦人の数は768人で、そのうちフィリピンは332人と最も多い割合を占める)。

困窮邦人がフィリピンでどのような生活をしているのか、そしていかにして困窮邦人となったのか…作者は日本とフィリピンを何度も行き来しながら丹念に困窮邦人の半生追いかけていますが、私はこの本を読んで困窮邦人の数奇で悲劇的な運命に驚かされたのはもちろんですが、それ以上に驚いたのは困窮邦人に救いの手を差し伸べるフィリピンのスラム街で暮らす人々の姿でした。

決して裕福な国とはいえないフィリピンの中でも最下層の暮らしをしているスラム街の人々が、裕福な日本からやって来てフィリピンでホームレスと化した日本人を家に招きテーブルを共にしながら食事を与え、時にはシャワーを浴びさせ洗濯もしてあげる…この本の中ではそのような奇妙でいびつな構図が幾度となく描かれています。

彼らは自分の日々の暮らしだけでも大変なのになぜ日本人ホームレスを助けてあげるのか、読んでいて私にはこの部分だけはどうしても理解することができませんでした。この点に関しては著者も同じ感想をもったらしく何度も現地の人々に理由を尋ねるのですが、返ってくるのは「困っている人がいれば助けてあげるのが当たり前」の一点張り。

フィリピンはキリスト教国(ASEANで唯一)であることが大きく影響しているのは間違いありませんが、それにしてもここまでの博愛精神は特定の宗教を持たない私にとって理解を遥かに超えたものでした。

そして次に頭に浮かんだのが、このキリスト教に基づく博愛精神が養豚産業におけるアニマルウェルフェアという概念をどう捉えているのかという疑問でした。

 

フィリピンの養豚産業を紹介する講演の中で、アニマルウェルフェアに触れた箇所はなかったので、まだまだそのようなことを話題にするレベルや段階ではないのかもしれません。

しかし世界の兆候として、アニマルウェルフェアに関する考え方は着実に浸透していっています。

もしアニマルウェルフェアが十分に守られた環境で育てられた豚がある種のブランドになって輸出の際の武器になると彼らが判断し、アニマルウェルフェアに本腰を入れようと仮定したらどうなるでしょうか。キリスト教の精神は“汝の隣人を愛しなさい”と説いていますが、人間以外の動物を愛しなさいとは規定していません。

フィリピン人は家畜に対してどのような考え方を持っているのか、そしてアニマルウェルフェアという概念をどのように捉えているのでしょうか。

宗教とアニマルウェルフェアの関連性を論じた意見は寡聞にして聞いたことはありませんが、キリスト教という素地を持つフィリピン人ならば、日本人とは異なる思考回路、いや感覚でアニマルウェルフェアの精神を受け入れそれを遵守できるのかもしれないな、とそんなことをつらつらと考えながら過ごしたフィリピンでの4日間でした。

 

 

 最終日に行った教会。本当は「困窮邦人」に出てくるバクララン教会に行きたかったのですが、ここも荘厳な雰囲気の素晴らしい教会でした。

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JASVブログ第234回

みなさんこんにちは!()サミットベテリナリーサービスの渡部 佑悟です!

最近は朝晩気温が下がり、養豚場でも肺炎症状を呈する豚が散見されます。肥育豚の胸膜肺炎(App)による事故率が高くなっている農場が多いと感じます。皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

今回は103日に駒沢オリンピック公園にて開催された。“動物感謝デー”についてレポートさせて頂きます。

 

“動物感謝デー”は、日本獣医師会が主催し、2007年から毎年秋に行っているイベントです。全世界的な取り組みである“ World Veterinary Day”に合わせて、動物(ペット、家畜)やそこに関わる獣医師、獣医療の社会的な役割や重要性、そして動物の健康を守ることがいかに自分たちに関わりの深いことかを国民の皆さんに知っていただくことを目的として行っているものです。

 

ブースでは全国の獣医系大学や関連企業、地方獣医師会や協同組合まで、幅広い分野の獣医師が一同に会して、それぞれの分野で参加した来場者をもてなしていました。

そして私達JASVは今回初めて動物感謝デーへ参加しました。展示内容は養豚獣医師の仕事内容やJASVとしての仕事紹介など。このほか、来場者へ養豚に関するアンケートを行いました。普段養豚獣医師にも養豚にも関わりのない方々が沢山私たちのブースに来てくださり、私達がどのように養豚に関わっているのかを紹介することが出来ました。日頃から豚肉を食べている方は沢山いますが、その生産現場に獣医師が関わっているということはほとんどの方がご存知ではなかったので、その事を知っていただく良い機会になったと思っています。アンケートを取りながら伺った話でも、「豚を生産するのは大変だと分かった」「豚肉は養豚農家と獣医師が二人三脚で作っていると分かった」という声が聞こえたので、今回の様な多くの人に理解を深める機会が今後も必要だと思います。

当日の会場内の様子はhttp://doubutsukansha.jp/2015/access/index.htmlでも紹介されておりますので、そちらも併せてご覧下さい。

 

写真:JASV(伊藤理事提供)

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()サミットベテリナリーサービス

 渡部 佑悟

JASVブログ第233回

 

 

 

皆様、こんにちは。

 

エスエムシー株式会社の谷口です。

 

少しずつ夜はひんやりした空気を感じるようになってきましたね。季節の変わり目、体調管理に心がけようと自分の生活習慣を戒めているところです。

 

少々前の話になるのですが、13日間にわたりアメリカの養豚関係の様々な施設を見学しWorld Pork EXPOに参加させていただく機会がありました。World Pork EXPOは、アイオワ州デモインで開催される世界最大級の養豚機材展示会です。各メーカーの最新の機材の展示ブースが設置されており、実際に最新機器に触れ、説明を聞くことができます。また、同敷地内でピッグショーも行われており、食用の豚とは異なる形の豚を見ることができます。

 

とても広い会場で、各場所でショーや展示が行われており、全てを見て回ることはできなかったのですが、実際に私も各社のブースでは最新のAIカテーテルや分娩柵を見たり、外の会場では出荷トラックを見たり、別の会場ではピッグショーを見たりと、様々なものを見ることができました。ショーピッグのための養豚があることは知っていたのですが、それを行う人たちや豚を実際に見ていると、豚との関係は(ペット(というより家族?)のようでした。主従関係がしっかり成立していて、まるで飼い主と犬の関係のようでした。

 

World Pork EXPOの他にも、換気扇メーカーで換気扇の製造、農業機材メーカーでトウモロコシや大豆などを貯蔵するタンクなどの機材を作る工場、穀物畑管理用ソフトや機器を取り扱っている会社、AI用の精液販売会社、トウモロコシを利用しエタノールを生産するバイオエタノール工場見学、Iowa大学で大学内を見学してSteven J. Hoff 先生の畜舎の構造と空調管理についての講義を受け、母豚4000頭規模の繁殖農場を見学したり、スーパーマーケットを視察したりと、13日間で様々な分野にわたって養豚に関する知識を得ることができました(写真参照)。全体を通して、アメリカと日本は飼養形態や規模、飼養環境など異なる点が多々あり、数字に基づく理論的養豚であると感じました。参加させていただいたツアーは、換気についてのセミナーや機材の見学が多く組まれていたため、普段深くかかわることが少ない用語や仕組み、特に、PRRSのような疾病対策に使用して様々な試験結果が報告されている空気フィルターについて実際に見学することで知識を深めることができました。また、分野や職種は違っても同じ養豚に関わるお仕事をしている方々と同行させていただくことで、異なる観点で見学ができ、良い刺激となりました。今回同行させていただいた方やその他関係者の方々に深く感謝の気持ちを持って、実際に得た知識を、普段の検査の中に活かしていきたいと思いました。

 

 

 

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JASVブログ第232回

 ()あかばね動物クリニックの水上です。

 猛暑日がずっと続いていたと思ったら、今度はずーっと雨が続く。いろいろなものがコントロールできても気候の変化には敵わないことを思い知らされます。


 突然ですが、「メカ」や「ロボ」という近未来を想像させる言葉は好奇心をくすぐります、特に男性なら年齢を問わずドキドキしないですか?SF映画やアニメーションの中で動く機械、100年以上前から人類が夢見ているものです。それが最近では夢ではなく、現実のものになってきています。自由自在に空を飛ぶことができる小型無人機「ドローン」、ソフトバンクから販売され始めた人型ロボット「pepper」、日本発の人が搭乗できるロボット「クラタス」などあらゆるものが現実にあります。

 

畜産業界で働くロボットはどんなものがあるでしょうか?採卵鶏では一つ一つの作業をこなすだけのロボットでなく、卵を産んでからパックに入るまで人の手が触れずに済むようなシステムが構築されます。搾乳牛では、牛が自ら枠場に入って自動で乳房を洗浄・刺激・搾乳をするロボットがあります。このように生産物を取り扱うという繊細な工程にロボットは入り込んできています。養豚ではオートソーティングや自動洗浄機など様々な機械が農場内で活躍しています。将来、豚生産者が必要と感じているものは必ず実現化されています。その上で、将来はどんなロボットが農場内にいるのか、今から楽しみですね。

JASVブログ第231回

皆様こんにちは。サミットベテリナリーサービスの石関紗代子です。

半年ぶりくらいの書き込みになりますが、季節は移り変わり、夏の暑さも折り返しましたね。

この半年は京都学会を中心として色々な出来事があり、盛りだくさんでした。京都学会のことはすでに他の先生が書いてくれていますが、私の経験として、5月下旬から6月上旬に行ったオランダ研修も、とても勉強になりました。

 

オランダと聞くとチューリップ、風車などをイメージする人が多いでしょうか?オランダは、西ヨーロッパにある、九州くらいの大きさの国で、首都はアムステルダムです(アムステルダム駅は東京駅のモデルになったという説もあるとか)。私の訪れた地域は残念ながらチューリップと風車はありませんでしたが、のどかな地域でとても豊かな時間を過ごすことができました。

ヨーロッパで養豚が有名な国といえばデンマークですが、オランダもその小さい国土面積の中に日本全国とほぼ同じ頭数の母豚を保有して、日本の1.5倍の頭数の肉豚を生産する農業国なのです。今回の研修では、このオランダで8割以上のシェアを誇る種豚会社「TopigsNorsvin社」で研修をさせていただきました。豚を飼育している養豚場には6カ所、その他、開業獣医クリニックも訪問する機会をいただき、オランダの養豚と、獣医療について勉強することができました。


中でも日本の養豚獣医療と異なると感じたことは、オランダでは養豚場の豚の健康を、国の制度と専門獣医師がきちんと管理する制度が整っているということです。

オランダでは獣医師による養豚場の定期訪問が義務付けられていて、(問題があった場合にだけ獣医を呼ぶのではなく)問題がない場合にも日頃から獣医師が健康チェックのための巡回をする制度になっているそうです。一方の日本では、意識の高い養豚場ではすでに獣医師とのコンサルタント契約を結んで定期的に巡回してもらうことが当たり前になっていますが、まだすべての養豚場でそうなっているわけではなく、国としても獣医師による定期訪問を義務付けてはいません。

豚は豚肉になる食品である前に“生き物”ですから、責任を持った健康管理をできる体制を整えることが、消費者の皆様の信頼を得るためにも必要なのではないかと感じました。

 

あ、最後になりますが、6月に新しいオランダの本を翻訳出版しましたのでご紹介させてください。

バイオセキュリティや、衛生管理のポイントをオールカラーで、写真とイラストをふんだんに使ってわかりやすく説明しています。日本でも参考になる内容ですのでぜひバイオセキュリティの向上にお役立てください!

 

詳細は以下のサイトへ↓

http://e-venet.com/shoseki-hiikunoujou.html

8月いっぱいは割引をしているみたいです!)

 

㈲サミットベテリナリーサービス

 

石関 紗代子



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アムステルダム駅(オランダの人はみんな背が高かったです!)

posted by JASV at 11:40home